劇的に変わりゆく時代の中で、アイドルの枠に収まらずに活躍できるエンタテインメントグループ『SharLie』が、2,000人以上の応募の中からオーディションで選ばれた7人により結成された。


驚く時、悲しい時、そして嬉しい時。
自分の想像の範囲外から押し寄せる何かにいつだって人は感情を動かされる。
そしてそのギャップが大きければ大きいほど揺れ動き方は顕著になる。

自分の特技だけではなく、劣等感を個性に変える。


そんな一人一人の<二面性の才能>が、必ずエンターテイメントを揺れ動かす。
その絶えず揺れ動く生と、思わずシェアせずにはいられなくさせるという意味がグループ名には込められている。
キーワードは「Make you care」。
エモロックを楽曲テーマに、SharLieの大旋風がここから巻き起ころうとしている。

12月18日には1st EPをリリース。合わせて初のワンマンライブも行っている。

今回はそんな SharLieのメンバー全員と、オリジナル楽曲の制作を担当された人気ボカロP『164』にたっぷりと話を伺った。

(※インタビューは11月末に行ったものになります)




―それでは簡単な自己紹介からお願いします。

夢野そら(以下:そら)>>
オレンジ担当です。アニメオタクで関西人!夢野そらです!よろしくお願いします!

有桜まれい(以下:まれい)>>
紫担当の有桜まれいです。SharLieでは最年少で、うどんが好きです(笑)

⻫藤聖奈(以下:聖奈)>>
赤色担当リーダーの⻫藤聖奈です!耳かきが好きです。

瀧澤彩夏(以下:彩夏)>>
黄色担当の瀧澤彩夏です。SharLieではRapパートを担当しています。

楠茉夏(以下:茉夏)>>
ピンク担当の楠茉夏です。メンバーの中では一番背が高いです!よろしくお願いします。

佐藤陽奈(以下:陽奈)>>
青色担当の佐藤陽奈です。大学生をやっています。

美凪>>
ターコイズ担当の美凪です。”見た目だけ”ボーイッシュです!

―本日はよろしくお願いします。

全員>>よろしくお願いします!

―まずはSharLieを知らない方に向けて、SharLieというグループのご説明をお願いします。

聖奈>>グループのコンセプトは「エモロック」で、エモさとカッコよさを掛け合わせて、みなさんの感情を揺さぶるような楽曲・想いを伝える、といったグループです!
あと、キーワードとして「Make you care」を掲げています。
SharLieはもともと『SHARE&LIVE AUDITION』というオーディションから生まれたグループで、グループ名はそれをぐっと略して「SharLie」となりました。
“今一番最高なところを皆さんにSHAREする”、“その瞬間をみてもらう”、といった意味が込められています。
…あってるよね?(笑)

全員>>大丈夫、大丈夫!(笑)

―たしかにどの楽曲も「エモさ」というものを強く感じます。

聖奈>>そうですね、どの楽曲もメッセージ性の強い楽曲を作っていただいています。

―ありがとうございます。みなさんがアイドルを目指した理由を伺ってもよろしいでしょうか?

そら>>私は元々アニメが好きで、アニメのコスプレをしてライブなどをやっていたんですが、やっていくうちにコスプレではなく私自身を見てもらいたいという気持ちになったのがきっかけです。
そして「それをお仕事にできたら」と思い応募しました!

まれい>>小さい頃からアイドルに憧れがあったんですが、なかなかアイドルになる!という勇気がでなくて。
ただ大きくなって、アイドルをテレビなどで見るようになった時に、「やっぱり自分も同じようにステージで輝きたい」と思ったのが1番の理由です。

聖奈>>小さい頃からアイドルが好きで、アイドルになること以外考えたことがなくて。
自分がアイドル以外のことをしている姿が想像できなかったんですよね。
ずっとアイドルを目指していて、いまSharLieとしてステージに立てているという感じです。

彩夏>>歌とダンスが大好きなので、この二つを生かして人前で自分を表現したいと思っていました。

もともと「アイドルになりたい!アーティストになりたい!」という考えはなかったのですが、どうしても「ステージに立ちたい!歌とダンスがしたい!」という気持ちからアイドルになりました。

実際にこうやってチャンスをいただけて、今は水を得た魚のように、幸せそうに泳いでおります。(笑)

茉夏>>私は元々アイドルをしていて。
それはひょんなことからなったんですが、やっていくうちにファンの方が応援してくださることをすごく嬉しく感じて、そのグループが終わる時に、アイドルを続けたいなと思い、居場所を探しました。
その中で、「せっかくやるならばオーディションという環境で一緒に上がってきた人たちと活動したいな」と思ってオーディションを受けました。

陽奈>>3歳から15年間ずっと新体操をやっていて、結構大きな大会にも出たりしていたんですけど、広い会場でたくさんの人が私しか見ていない!という状況が忘れられなくて。
普通の就活も考えたんですけど、「やっぱり自分がやりたいのはこれじゃないな」と思い、このオーディションを受けて、無事SharLieに就職できた、という感じです。(笑)

美凪>>小さい頃から音楽が好きで、ダンスや音楽に囲まれた子供時代を過ごしてきました。

自分がとても音楽というものに支えられて生きてきたので、「今度は自分が歌をうたって誰かの心を動かせる立場になりたい」と思っていたんですけど、何の努力もできないまま大きくなってしまって。

自分の周りの人たちを見て「みんなこんなに頑張っているのに自分は何もできていない」と感じていました。
でも、「このオーディションを受けたら何か変わることができるかもしれない!」と思ってオーディションを受けました。
そのおかげで、今みんなと活動ができています。


SharLie -「Answer song」Lyric Video





―ありがとうございます。それでは楽曲について、作曲を担当されたボカロPの164さんにお話をお伺いいたします。
まずは、デビュー曲の『Answer song』についてなのですが、こちらはどういったコンセプトがあったのでしょうか?

164>>オーディション以前に作った曲なんですけど、オーディションを受けて、受かって、ステージに立っていく、という女の子のストーリーを描いた楽曲ですね。
“ステージから見える、ファンの皆さんがペンライトを振ってくれている景色”といったような細かい情景描写もあるのですが、そこは「実際にライブのステージで歌った時に、その歌詞の意味を分かってくれたら嬉しいな」と思って書きました。

―なるほど。楽曲のサウンドとしてもバンドサウンドのストレートなエイトビートだったり、”力強さ”というものを感じたのですが、これも意識をしてこういうサウンドを目指したのですか?

164>>そうですね。
グループのプロデューサーから1曲目として、「SharLieのコンセプトをしっかり伝えられる楽曲」というお話があったので、意識してサウンドも作っています。

―イントロで時計の針の音がチクタクと左右で鳴って、そして≪ここから動き出すこの運命も≫という歌詞が続くのがとても印象的でした。
ここには「実際にSharLieがこの楽曲で動き出していく」という意味合いが含まれているのかなと感じたのですが。

164>>おっしゃる通りですね。(笑)
まさにそれを意識して時計の音を入れましたし、歌詞もリンクするような形でいれました。

―メンバーのみなさんはこの楽曲を初めて聞いた時にどういう気持ちになりましたか?

そら>>わたしはSharLieのオーディションを受けたきっかけとして、もともと164さんの楽曲がとても好きというのがあって。
なので実際に164さんの楽曲をデビュー曲で歌わせていただけて、しかもそれが自分たちにとってもメッセージ性のある楽曲で。
本当に感動しました…。最初は歌うたびに泣きそうになってしまいました。

―夢のような体験ですね!実際に歌ってみて大変だったことや、こだわった部分などはありますか?

彩夏>>大変だったこと…そうですね。ずっと難しいです。(笑)
気持ちをのせるということも難しいですし、技術的な部分でもまだまだなところがたくさんあるので、ずっと難しいと思いながら歌っていますね。

美凪>>歌うたびに自分の中で意味が変わってきている気がしていて。

デビューする前からオーディションで練習もしていたのですが、オーディション中はまだ自分が本当にステージで歌うというイメージができていないところがありました。

それで実際にステージに立って歌った時に、ようやく歌詞の意味が分かるということがあって。

なのでこれから先、もっともっとSharLieが大きくなったときに歌うのが楽しみだなあ、と思います。

―すでにライブ自体は結構やっているのですか?

そら>>はい、ほぼ毎週末やらさせていただいています!

まれい>>実際にライブをやって、みなさんとお話する機会があるのですが、その際に会場で「歌に心を動かされて今日は来ました!」と言ってくださる方が結構いらっしゃって…。
本当にありがたいです!

―ライブで楽曲を披露する前と後で印象が変わった、ということはありましたか?

陽奈>>まだデビューして2ヶ月ですが、大きい場所でライブをやらせていただいたこともあって。
その場の雰囲気で感じるものも違うので、その時々で本当に自分の中で刺さる部分が変わりますね。
日々変化を楽しんで歌っています。

―『Answer song』のMVはイラストのリリックビデオですが、これは狙いがあったのですか?

???(プロデューサー)>>「アイドルといえば、実写MVだろ」というイメージがあるので、もちろん実写も考えました。
でも、楽曲の良さ・歌詞をしっかり感じてもらいたい、という気持ちが強くあり、SharLieの楽曲はイラストを用いたリリックビデオという形をとっています。
いつかは実写MV出すかもしれないのですが(笑)

―メンバーの皆さんは「もっとMVに自分たち出してよ!」という気持ちはありませんか?(笑)

美凪>>ないですね!(笑)
自分たちの曲でもあるんですけど、私たちがこの楽曲の1番のファンでもあるので。
一番伝えたいことを一番いい形で伝えたい!と思っています。


「A little something」



―アルバムのラストの楽曲にもなる『A little something』ですが、こちらはどのような楽曲になりますか?


彩夏>>『Answer song』は自分たちに寄り添って作って下さったので、とても自分のことのように歌っているのですが、この『A little something』は「だれかに伝えよう」という思いで歌っている感覚です。
歌っている主人公、届けたい相手というのが違う気がしています。
どちらもメッセージ性の強い楽曲ではあるのですが、込める想いというものは違っています。

―この曲のメッセージは、どういった人に向けられているものなのでしょうか?

164>>この楽曲に出てくる≪あなた≫という歌詞は全て、両親のことをイメージして書いています。
つまり一言でいうと「こんなに大きくなったよソング」ですね。(笑)

―ありがとうございます。では、今回リリースするミニアルバムはどういった人たちに聞いてもらいたいですか?

茉夏>>アイドルが好きな方にももちろん聞いてもらいたいですし、いちアーティストとして音楽が好きな人にもきいてもらいたいです。
あとは、親に聞いてもらいたいです!

164>>嬉しいですね。まさに「メンバーの親御さんに聞いてもらいたいな」と思って書いたので。

茉夏>>実家に送りつけたいと思います。(笑)

―あわせて初めてのワンマンライブを開催されますが、このステージはどういったものにしたいですか?

聖奈>>少しでも!SharLieに興味があれば、是非見ていただきたいなと思っています!
内容としては、みんなが好きなことをやりたいと思っています。
7人でのSharLieも絶対見て欲しいんですが、もっとみんなの個性を知ってもらいたい気持ちが強いので、ソロやユニットなど、各メンバーの色を前面に押し出したことをしたいなと考えています!
オーディション自体も個性を大切にしたものだったので、そういうところを生かしたステージを作りたいです!

―なるほど、ありがとうございます。それでは最後に読者の方に向けてメッセージをお願いいたします。

聖奈>>はじめてのワンマン!って言葉通り最初で最後なので。
この初めての素敵な時間をみなさんに共有したいと思っています!
楽しいも、嬉しいも共有して、「一緒に歩んでいきたい」と感じてもらるようなステージにしたいと思っていますので、ぜひ遊びにきてください!





【リリース情報】


2021年12月18日リリース

1stEP Album『Re:||Action』(読み:リアクション)
価格:2,200円(税込)

<収録曲> 
1.introduction
2.Answer song
3.ミチシルベ
4.JUMP UP!
5.ハイヤーハイヤー

6.A little something