Nachika　独自の切り口で描く心に触れる世界観

大阪生まれ大阪育ち。20歳のシンガーソングライター、Nachika。

高校3年生の春、幼少期に抱いた大塚愛への憧れもあり、部活動引退後にアコースティックギターを始める。同年初夏に初めてのオリジナル曲を作成。高校の音楽の先生に「シンガーソングライターになりたいなら、この夏休み中に10曲作りなさい」と言われ、夏休み中に10曲制作。

これを機に、"人前で歌わなければ始まらない！"という思いが生まれライブ活動を始めた。

2020年1月、阿倍野ROCK TOWNで開催された十代白書予選大会でグランプリを獲得。同3月、BIG CATでの十代白書決勝大会に出演。さらに9月、初めての弾き語りワンマンライブ『ベジタブルランド』を客数限定およびオンラインにて行い、大盛況となった。

この11月7日には、新しいバンドアレンジ音源『寝耳にシャンプー』もリリース。

特徴的なタイトルの中で、ふと引っ掛かる言葉に熱い思いを込めて歌い上げ、精力的に活動を展開中。愛らしくも切ない歌声も特徴の一つだ。

・Nachika『寝耳にシャンプー』-トレーラー公開！

2020年11月7日にリリースされた3曲入りCD『寝耳にシャンプー』のトレーラー映像。

１曲目『じゃんけん』はキャッチーなメロディーラインとポップなバンドサウンド、そして≪ぐーちょきぱー　手を開いて≫とじゃんけんをモチーフにした愛らしい歌詞が印象的な明るい雰囲気の楽曲。

２曲目『深層心理工事現場』は切なさの溢れるバラードナンバー。歌声の甘さが逆に切なさを強調していて、心に沁みる。

３曲目『スタンダード』は≪変わりたい変わりたい日々の途中なんだ≫と歌う力強い１曲。サウンドや歌声も力強い印象で、前を向いて進んでいく強さをくれる。

それぞれの趣の異なる楽曲が３曲収録されたこの作品は、彼女の魅力を存分に発揮している作品だといえるだろう。

・Nachika - 「間引き菜」[original movie]（demo)

ライブで歌うと喜ばれるという楽曲『間引き菜』。

跳ね感のあるアコースティックサウンドで、“間引き菜”視点で描かれた歌詞を歌う。スーパーなどで普通に売られる野菜に憧れを抱いたり、何故自分はそうなれなかったのかと落ち込んだりしながらも、≪もう一度咲いてみるわ≫と腐らない。

時には誰かと比べて落ち込んだり、憧れたようになれなかった自分を見て腐ったりすることもあるだろう。でもそんな時、この楽曲が心を救ってくれるはずだ。

完全自主制作だという映像も、自身で描いたイラストとコマ撮りをうまく用いて世界観を表現した見応えのあるものに。映像を見ながら楽しみたい１曲。

・Nachika / 深層心理工事現場 [LIVE映像]

3曲入りCD『寝耳にシャンプー』にも収録されている楽曲『深層心理工事現場』。「恋愛している時の心がぐちゃぐちゃになる様子を工事現場に例えている」という同曲の、アコースティックギター弾き語りライブバージョンだ。バンドサウンドとはまた違った角度から切なさを醸し出すアコースティックバージョンも、聴き応え抜群。

≪君の声が好き≫≪君の服が好き≫といいながらも、≪「君が好き」とはまだ思いたくないなあ≫と歌う。そこには≪君を好きになるのが怖くて怖くて怖かっただけ≫という思いがあり、そのぐちゃぐちゃの心が実に切なくて美しい。

歌声やギターサウンドの強弱による表現力も秀逸で、世界観に浸りきってしまう5分30秒となっている。

2021年は「大きく踏み出す年にする。そのためにオーディションなどにも積極的に参加し、行動量を増やしていく」と来年の展望を挙げてくれた彼女。

独自の切り口で世界観を描き、歌声とサウンドでしっかりとそれを表現する彼女の2021年が、飛躍の年になる可能性は高いだろう。そして、自身２回目となるワンマンライブも開催したいという気持ちがあるとのことなので、是非今のうちから追いかけていっていただきたいアーティストの一人だ。

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