1992年10月23日生まれ、北海道生まれ東京育ちのシンガーソングライター詩央里。

現在はライブハウスや路上でのライブ演奏はもちろん、バーやレストランでの演奏、そしてオンライン配信なども行っている。
それだけじゃなく、「詩央里brothers」名義でバンド編成のサウンドにも挑戦し、現在までに2枚ものアルバムもリリースしている。
多岐に渡る活動を、当たり前のようにサラっとこなしているマルチタレントシンガーソングライター詩央里。驚くべきことに、本格的に活動に打ち込もうと思ったのは2019年に入ってからだという。それまでの趣味的な感覚から一転、音楽と更に真剣に向き合うようになった。
ここまでの紹介だけでも、心を惹かれた読者も多いのではないだろうか。

活動紹介の段階で既にエネルギッシュさが伝わってくるが、今回はそんな彼女の魅力がどこにあるのか、楽曲に焦点を当てて見ていきたい。




・ただ在るだけ / 詩央里 (Music Video)

 



2020年11月7日にリリースされた3rd ALBUM「雨ノチ明日芽吹ク」に収録されたリードナンバー。
森の奥底の方から聞こえてくるような、包み込まれるような美しいピアノイントロから始まる楽曲は、期待感と共に包み込まれるような不思議な色彩を持つ。それはリズムに沿った4拍の概念を忘れさせるような、大きく長く捉えたフレーズによるところが大きいだろう。ピアノ一本で楽曲が進行していくという、非常にシンプルである構成が故に、そういった印象が強くなっているのだろう。
長い迷路のような、霧深い道の先に見つけた一筋の光が彼女のボーカルである。優しく道を示してくれるような歌声は、優しいだけじゃなく力強さを奥底に秘める。

MVの中でたくさんの景色に溶け込み歌う姿が収録されているが、まさに「日常に溶け込む」瞬間が「ただ在るだけ」なのだと感じさせられる作品だ。



・ここにいるよ/詩央里(ライブ)




2019年9月23日、恵比寿天窓.switchで行われたライブテイク。
白石なる氏(Pf)を迎え、演奏された。
収録された音源とはまた違った魅力を放つ、本テイク。音源では感じ取ることの出来ない息遣いや少しの間(ま)、そして力強いビブラート。
どちらが秀でているなどという比較をする必要性は全く無いが、ライブテイクならではの魅力があることは、疑いようの無い事実である。
ぜひ、読者諸君にも直接ライブに足を運んでいただき、生の演奏を聴いていただきたい。

心が震える歌を、その身を以て体感して欲しい。




「めちゃくちゃ有名になりたいとかではなく、曲を聴いて何かを感じてくれた人を大事にしていきたい。自分が作ったものが誰かの何かになれるとしたら、とても幸せなこと。」と語る彼女。真摯に音楽に向き合っている様子が伝わってくるような語り口で、噛み締めるように紡がれた言葉は、虚栄心のない、一点の曇りもない本心であろう。
本当に不思議なもので、その真偽すら白日のもとに晒されるのが音楽だ。曇りなく信念を貫いた歌声には自然と体が反応し、心に刺さるものだ。詩央里の歌には、まさにそんな魅力があるのではないだろうか。

これからも、「自分の生きた日々から生まれる言葉を作品にして届ける。」という想いを変えず、歌い続けて欲しい。



詩央里 インフォメーション


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