藤崎ふみ、藤崎しおりの姉妹から成る異色のジャズユニット、NIRA(ニラ)。

山口県出身の2人は、両親の影響でピアノを始め、県内のピアノコンクール連弾の部で連続受賞を果たしたり、全国4位に輝いたりと、以前から華々しい実績を重ねてきた。
また、アイドルグループBANZAI JAPANでも中心メンバーとして活躍し、フランスのJapan Expo 2018やイギリスのHyper Japan winter 2018などに出演。国内外で大きな注目を集め続けている。
そんな藤崎姉妹が2018年に始動させたプロジェクト・NIRAは、「姉妹ピアノ連弾で変拍子ジャズを奏でる」という独特の表現スタイルを展開。繊細かつスリリングなサウンドで、幅広い層から話題を呼んできた。

2018年12月には初のアルバム「Noxious Revival」を、2019年12月には2枚目のアルバム「JEWELRY」をリリース。一方でライブ活動もコンスタントに行い、BANZAI JAPANでも配信などでそのピアノの実力を披露したりと、自分たちの世界観を着実に広げながら活動を続けている。




・NIRA『贈』MUSIC VIDEO

 



2018年12月リリースのアルバム「Noxious Revival」。そのリード曲となった「贈」は、透き通るようなアンサンブルから凛とした空気感が生まれ、ソリッドな聴き味を感じさせるジャズピアノナンバーだ。
タイトなグルーヴと流れるようなメロディからはどこか低体温な雰囲気も漂い、静謐さの中にも静と動の緩急がエモーショナルなストーリーを作り上げている。

鍵盤の「黒と白」の色合いを際立たせたシックなMVの映像と併せて注目してほしい。



・NIRA『EMERALD』MUSIC VIDEO

 



2019年12月にリリースされた「JEWELRY」は、宝石の名前を冠した全10曲を収録したアルバム。その中からリードナンバーとなった「EMERALD」は、優しくノスタルジックなメロディと疾走感のあるリズムセクションが融合した、清涼感のある一曲に仕上がっている。
ジャズピアノアンサンブルとしての技巧的な魅力がありながら、暖かい日差しに包まれるような安心感と、青春の情景が浮かぶストーリー性にも満ちているのが印象的だ。

前作とはまた違った物語を見せる2ndアルバムの象徴的な一曲として聴いてみよう。




現在はコロナ禍の中でライブ活動が制限されているNIRAだが、今後はワンマンライブや野外フェス出演、ふるさと山口県での凱旋ライブなど、さまざまなライブの目標を抱えているという。
テクニカルかつ抒情的な表現スタイルで独自の世界観を作り上げている彼女たちが、これからどのような場で、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか要注目だ。

NIRAの活動の最新情報は、公式TwitterやメンバーそれぞれのTwitterからチェックしていこう。



【NIRA Twitter】

https://twitter.com/nirafumishiori


【藤崎ふみ Twitter】

https://twitter.com/fumi_BJ


【藤崎しおり Twitter】

https://twitter.com/shiori_f_BJ