• muevo
  • muevo voice
髙本りな 国境もジャンルも飛び越えて音を鳴らすピアニスト

髙本りな 国境もジャンルも飛び越えて音を鳴らすピアニスト

「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は髙本りなの登場です。



香川県「アートの島」直島出身のピアニスト、髙本りな。

3才よりピアノを始め、高松第一高等学校音楽科を卒業。その後、都内を中心にピアノ演奏と弾き語りでの活動を展開。室内楽・オペラ伴奏や様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションで大規模ステージに多数出演。2015年公開の映画『クレヴァニ、愛のトンネル』では主題歌のボーカルも担当した。
そして同年2月、ジャズ音楽の習得を志しアメリカはボストンのバークリー音楽大学を受験。ジャズはほぼ未経験ながらもその音楽性を評価され奨学金付きで合格。2018年5月には、同大学ジャズ作編曲専攻をオールAの成績で最優等卒業。2019年に米アーティストビザを、弁護士なしで取得した。

この2020年には、布袋寅泰ツアーギタリストとして知られる黒田晃年やメジャーシーンで活躍するドラマー神田リョウをはじめとする実力派ミュージシャンを起用し、ニューヨーク・ボストン・東京の3拠点でのリモートレコーディングで制作した1st ミニアルバム『Haru』をデジタルリリース。バラエティに富んだ内容の同作で、改めてその音楽を広く響かせた。




・Alba, by Nacho González Nappa

 



2020年ラテングラミー・ベストタンゴ賞受賞作品のギタリストとしても知られる、ウルグアイの作曲家ナチョゴンサレス氏の楽曲。高本はピアノを担当している。
冒頭から、そんな彼女のやや不穏な響きをするピアノが空気感を想像。やや重ための音色もあって悲しい楽曲なのかと想起させるが、サウンドは次第に跳ね感を帯びる。そして全体のサウンドが混ざり合った時、日本人にとっては異国情緒あふれる音楽へと変貌。音の質感も、やや不穏なムードは感じられながらも、軽やかになっていく。展開も豊富で、聴いているとどんどん引き込まれていくだろう。

優しく美しいタッチや、重厚に暴れまわるようなタッチなど、ピアノ一つとっても様々な音色が聞け、彼女のピアニストとしての質の高さも分かるはずだ。



・The Day Debussy Was Drunk in Montevideo

 



こちらも同じく、ウルグアイの作曲家ナチョゴンサレス氏の楽曲で、ピアノを担当しているのが高本だ。こちらはピアノソロの楽曲となっていて、氏曰くこの楽曲は特に彼女の為に書き下ろした1曲とのこと。

不穏な響きをするパートや重厚な低音がズシンとインパクトも与える箇所も多いが、時にハッとするほどに美しい音色を響かせることもある。情熱的でもあるし、精巧でもあるその演奏は、この楽曲がピアノ一台で奏でられるということを忘れさせるだろう。



・髙本りな1stミニアルバム「Haru」トレイラー

 



2020年10月にリリースされたばかりの1stミニアルバム『Haru』のトレイラー動画。
1曲目『Glider』は、開けたムードの1曲で、透き通る春の空気のような美しい景色が浮かぶ。2曲目『Propeller』は幼心を刺激するような雰囲気もある情熱的なナンバー。壮大さと美しさも兼ね備えている。3曲目『Incrementality』は懐かしいゲーム音楽のような雰囲気のある作品。4曲目『Finder』はジャジーなサウンドが心地よい、心にすっと入ってくる楽曲。メロディーもまた気持ちよい。5曲目『Ignition』は熱量で一気に持っていかれるロックなムードが印象的。6曲目の表題曲『Haru』、そのタイトル通りの春感のある切なくて美しい1曲だ。

様々なサウンド感の楽曲の中で、美しさや切なさ、そして彼女のルーツなども感じられる魅力的な作品だといえるだろう。




この2020年については「世界中でコロナウイルスが猛威を振るい大変だったが、そんな中でも今年はアルバムを数年ぶりに出せたのが大きかった。マイナスな考えが多い中でポジティブにシフトチェンジできた」と話す彼女。
来年についても「次は自分の声を使って作品を制作したいと思っている。また、世界各国はもちろんのこと、アジアでのライブを多めに行いたいと思っている」と、期待が高まるコメントを残してくれた。

ワールドワイドにその音が評価されていて、実際に高いスキルとジャンルレスな音楽性を持ち合わせる彼女が、これからも長く期待して追いかけていきたい音楽家の一人であるということは間違いない。



【HP】

https://www.rinakohmoto.com/


【Twitter】

https://twitter.com/RinaKmt_pf


【Instagram】

https://www.instagram.com/rinakmt_pf/


【Facebook】

https://www.facebook.com/rinakmtpf/


【YouTube】

https://www.youtube.com/c/RinaKohmotoMusic


【リリース情報】
2020/10/24リリース
1stミニアルバム『Haru』
1. Glider
2. Propeller
3. Incrementality
4. Finder
5. Ignition

6. Haru




≪参加ミュージシャン≫
黒田晃年 guitar (track 2)
二階堂貴文 percussion (track 2)
吉村玄 drums (track 3)
まきやまはる菜 bass (track 4,5)
神田リョウ drums (track 4,5)

カテゴリ一覧