3ヶ月のホームレス生活を経て結婚したTAKA(Gt.)、YUKA(Vo.)夫妻によるツーピースバンド、LOOP H☆R(ループエイチアール)。

15歳で既存の音楽に飽きた『TAKA』の独学ギターに、人前で歌うことが苦手な『YUKA』のボーカルが共鳴する。通称『すごいバンド』。その衝撃的な音楽性はSNSで話題を呼び、計1000万再生を超える。
OKAMOTO'Sオカモトレイジが「LOOP H☆Rという半端ないバンドを発見しました…!」とつぶやいたり、きゃりーぱみゅぱみゅがYouTubeをツイートしたり、『やついフェス』に出演したりと、著名人のファンも多いとか多くないとか。

そんな、業界内外を問わずに多くの人の注目を引き付ける、既存の音楽にはないオリジナリティに溢れたサウンドを鳴らす二人組だ。




・【すごいバンド】LOOP H☆R『孤独の鴉(孤独の鳥居)』

 



LOOP H☆R初の楽曲であり、『孤独の鳥居』としてネット上で大注目を集めた有名な楽曲。そんな同曲にMVをつけて2018年に改めて発信したのがこちらだ。
MVは二人の住む家で撮影。「途中で飼い猫の『きらみぃ』が脱走するというハプニングがあったが、無事戻ってきた」という、そんなハプニング感もまたこの二人の魅力だろう。
サウンドは、すべての語彙力を奪う独創的なサウンド。音運びや抑揚、発声すべてがオリジナリティに溢れていて、他のどこでも聴いたことのない歌をうたう。そこにグランジ調の心地よい歪みのギターが絡み、圧倒的な衝撃を生むのだ。

もしこのバンドの音楽を聴いたことがないのであれば、この楽曲はきっとほかのどんなジャンルの音楽が好きな人であっても、新感覚で聴くことが出来るだろう。



 ・LOOP H☆R『音楽〜music〜』MV【すごいバンド】 




「コロナ禍の中、改めて「音楽」の必要性について想いを込めた」という楽曲『音楽〜music〜』。10分という長尺のMVは『例のプール』として有名なプールで撮影された。

誰もが一聴で衝撃を受けるボーカルと、実はずっとスキルの高さも発揮していて、ここでもやはり歌声に負けず劣らずの存在感を発揮しているギター。そんなそれぞれの存在感がここにきてますます強固になり、まるでタイマンを張るようにぶつかり合う。それでいて意外なほどに調和も取れているので、どちらの良さも消すことはない。このバンドにはドラムもベースもずっと必要ないだろう。そう思わせる1曲だ。



・中山功太にLOOP H☆R見せてみた

 



MVを監督している『黒幕アダム』のチャンネルに突如上げられたこの動画は、『R-1ぐらんぷり2009』王者にして、最近では『歌ネタゴングSHOW 爆笑!ターンテーブル』でも話題となっている芸人『中山公太』にLOOP H☆Rを見せてみたという動画。
「視聴者の気持ちを最も的確に代弁してくれていると思われる」というそのコメント通り、映像を見ながら≪ギター上手いねんなぁずっと気になっててん≫≪シンプルに歌下手すぎるやろ≫とキレ味の鋭いツッコミを終始繰り広げる。

それだけでも十分面白いが、2分40秒頃から、軽快にツッコミを続ける中山功太の背後に、まるでホラービデオかのようにとある人物が登場し、その様子を無表情で見つめる。そして1分程度見つめた後、何も言わずに去っていくのだ。そんなところにも注目したい1本となっている。




現在は「レコーディングも進めており、今後も積極的にMVを投稿していきます」というLOOP H☆R。

非常にクオリティの高いMVもまた、このバンドの魅力の一つといっても過言ではないだろう。次の作品も楽しみに待っておこう。きっとその作品で我々に、まだ見たことのない、新しい景色を見させてくれるはずだ。



【YouTube】

https://www.youtube.com/c/LOOPHR


【Twitter】

https://twitter.com/loophr_official