東京都出身のダンサー・振付師・シンガーソングライター、西野名菜。

4歳よりクラシックバレエを始め、研究生のオーディションに最年少で受かり、谷桃子バレエ団のお正月公演『白鳥の湖』『シンデレラ』などに出演。その後小学2年生でフィギュアスケートを始め、全国大会に2度、東京代表として出場。高校生からはダンサーとして、イベントに出演。そして日本テレビ系の人気ダンス番組『SUPERCHAMPLE』に出演したことから歌手デビューのチャンスを掴み、2009年1月、シングル『Open your eyes』でデビューを果たした。
以降、シンガーソングライターとして活動しながら、楽曲提供、コーラスプロデュース、さらには『山下智久』のバックダンサー、『乃木坂46』の振り付け・ダンス指導、『Twice』日本ドームツアーのダンサー、自身による企画・作詞・作曲・振付・出演のオリジナルミュージカル『Women Only』の公演など幅広い活動を行っている。
2020年1月には10年ぶりのCDにして 1st フルアルバム『NEW WORLD』をリリース。この年末にはリリースライブを考えていたというが叶わなくなり、現在は17LIVEにて配信を展開中。ダンスの仕事も少しずつ戻ってきてはいるが、メインは配信。YouTubeも映像会社とプロのエンジニアとタッグを組み展開中で、今後もっと定期的にあげていきたいとのことで期待が高まる。

なかなか外での活動は難しいところもあったが、結果的にはこの1年は音楽に集中できる時期になり、配信の中で出来る曲もあったなど、新曲がどんどんできていった。それもあって来年はまたアルバムを制作予定となっている。そんな、これからの展開も楽しみなアーティストだ。




・感電 by 米津玄師 歌って踊ってみた!

 



「自分で振り付けもした」という米津玄師の楽曲『感電』の歌って踊ってみた動画。
R&B寄りのふくよかな声質で歌い上げるその歌声のカッコよさと、キレがあり、表情など細やかな表現も魅力的なダンスのカッコよさと、彼女のカッコよさが全面から伝わってくる作品だ。駐車場というロケーションも楽曲の雰囲気、そして歌声の雰囲気、彼女自身の持つ雰囲気と合致していて、どんどんと引き込まれていく。

撮影的な部分も、オケ的な部分も、プロの方に行ってもらったといい、サウンドも映像表現も雰囲気は抜群。見応え・聴き応えのある1本となっていることは間違いない。



・太陽を知らない朝 絵本MV

 



この2020年にリリースした1stフルアルバム『NEW WORLD』に収録されている楽曲『太陽を知らない朝』。西野名菜の父で画家の『西野行彦”ムッシュユキ”』が絵を担当した絵本MV付の1曲だ。
ピアノと歌声に、後半からストリングスが入ってくるというシンプルなサウンド編成の楽曲で、ピアノも仰々しく鳴らされているわけではなく、単音を用いた最小限の音構成はむしろリズム表現に近い。しかし歌声の持つふくよかさや深みによって、まったく物足りなさがなく、むしろ切ない世界観を完璧に表現した楽曲になっているといえるだろう。

ストーリー性の高いMVを見ながら、そんな切ないサウンド感に没入したい1曲。



・西野名菜 NEW WORLD LYRIC VIDEO

 



同じく2020年1月リリースの1stフルアルバム『NEW WORLD』に収録されている、同作のタイトルトラック。
美しい響きのピアノに乗せて、柔らかく、そして力強い歌声で≪ずっと眠っていたんだ 探すことあきらめて≫≪すべて投げ出した私に名前はない≫≪またここから歩き出そう≫≪最初には戻らないから≫と歌う1曲。それはまさに“NEW WORLD”へと歩き出していく心とリンクし、聴くものに勇気をあたえる。
何かに挑戦する人、一度諦めたけど再チャレンジする人。この楽曲はそんな人たちの背中を押してくれる楽曲だ。




「来年は歌がメインになりそう」だと話す彼女。「YouTubeでカバーをしたり、MVを作ったり」と、積極的に自身の表現を発信していく予定だ。まずはYouTubeのチャンネル登録を行って、そんな展開を待っておこう。

また、元々ミュージカルを海外に持っていきたいという夢があって、現在は英語や韓国語の勉強もしているという。海外展開にも期待が膨らむ彼女のこれからには、要注目だ。



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