前身バンドの解散ののち、日本最大級のデカメンと、見た目から想像できない歌唱力をウェポン（武器）にソロ活動を開始したHIPPY。
2015年4月にファーストミニアルバム「I'm HIPPY」でメジャーデビューを果たしてから5年間、着実にキャリアを積む超実力派のアーティストだ。2017年8月には、地上波の超有名番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」にて代表曲である「君に捧げる応援歌」を歌唱するなど、名実共にトップ街道を進み続けている。
メジャーデビュー5周年という節目を迎えたHIPPYの魅力を、本記事では紹介していきたい。
・【MUSIC VIDEO】君に捧げる応援歌 / HIPPY
2017年7月14日にアップロードされたミュージックビデオ。公開から3年で再生回数360万回超、高評価は3万超、コメント1800件超と、HIPPYを代表する一曲だ。
力強くまっすぐな歌声と、歌声に後押しされる純粋な言葉たち。どんな人でも主人公に変えてしまう、そんな楽曲のパワーを感じる。
エッジの効いたパワーボイスでこの応援歌を歌われると、どんなに辛い時でも「大丈夫だ」と思えるような気がしてくる。メロディや展開は超王道なのにも関わらず、胸にひっかかりずっと離れなくなるようなこの曲の全てが、HIPPYの大きな器によって形成されているのだ。
立ち直れないほどつらいとき、生きることに疲れたとき、この歌が何度でもリスナーに勇気を与えるだろう。
・【MUSIC VIDEO】四季彩-SHIKISAI / HIPPY【今できること】
2020年4月15日公開されたミュージックビデオ。まさにコロナ禍において大変な思いを抱える全ての人に向けたエールソングだ。
見た目から想像できないほどのグッドメロディと綺麗なコード進行が気持ちいい。イントロや間奏では、日本的な旋律も垣間見え、J-POPの良さが多く詰まっている。
「君に捧げる応援歌」とはまた違ったハイトーンファルセットの魅力を感じることができ、HIPPYのボーカリストとしての才覚を更に感じることのできるナンバーとなっている。
ラップパートでは、サビ以上の力強さで聴く人の背中を押してくれる。
そしてなんと言っても楽曲後半に訪れるシンガロングパートでは、一人じゃないということを音楽に乗せて教えてくれる。早くコロナ禍を乗り越え、ライブ会場で一体となって歌いたい楽曲だ。
・TEE & HIPPY「dear DREAMER」Official Music Video
2020年7月29日にアップロードされたTEEとHIPPYによるコラボ楽曲。TEEとHIPPYは同じ事務所に所属しており、先輩後輩の関係であるが、それ故に非常に互いの良さを引き出すコラボレーション楽曲となっている。
曲の冒頭から力強いシンガロングで始まり、二人の全くキャラクターの違うボーカルの魅力がグッとリスナーを惹きつける。
「dear DREAMER」(和訳：親愛なる夢を追う人へ)という楽曲タイトルにあるように、そっと力強く背中を押してくれるような楽曲で、「夢は逃げない」というフレーズが非常に印象的である。
つい諦めてしまいそうな毎日の中で、イヤフォンからこの曲が聴こえてきたら、もう少しだけ頑張ってみようと思えることは間違いない。
「可能性に限界なんてない」この言葉がスッと入ってくるのは、TEEとHIPPYのひたむきな歌声が故であろう。
新型コロナウイルス感染拡大により、様々な変化が起きた2020年の音楽業界。それでも、今できることをやっていきたいとHIPPYは語る。現在は楽曲の制作も進めつつ、来年さらなる飛躍のための準備を進めている。
また、同事務所のTEEがデビュー10周年を迎え、HIPPYは今年でデビュー5周年。節目を迎えた彼らの今後の動向にも注目が集まる。
力強いだけでなく、器の大きさや心の奥にある優しさが滲み出る超実力派シンガーHIPPYのこれからに、更に期待が高まる。
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