国内ロックシーンで長きにわたって活躍し続けるミュージシャン、Francis(小里誠)。

これまでにPicky Picnicや現ORIGINAL LOVEの前身バンドThe Red Curtain、THE COLLECTORSなどのグループ/バンドに所属し、

作曲者やベーシストとして活動してきた小里誠は、ニューウェイヴやガレージ、サイケ、ソフトロック、ソウルミュージック、

ブリティッシュロックなど多彩なジャンルの中でオリジナリティを発揮してきた。


1994年にはソロユニットFrancis名義での活動を開始し、Picky Picnic時代にも見せた自身のルーツであるニューウェイヴ、

クラフトロック、NY系ガレージ、フレンチポップなどの要素を感じさせる音楽世界を展開。

それまで所属していたTHE COLLECTORSを脱退後の2015年にはこのFrancisとしてのソロ活動を再始動し、現在に至る。


また、近年はハルコとフランシス(Francis avec HARUKO)というユニットでも活動している彼。

洗練された、それでいて多彩なバックグラウンドを感じさせる、ユニークな音楽世界が魅力の実力派アーティストだ。




・【MV】Francis(小里誠)「STEREO LOVE」 Full Ver.



THE COLLECTORS在籍時代の1994年にFrancisの最初の作品として発表した1st mini album「Burning Bear!」。

その再発盤からMVが公開された楽曲「STEREO LOVE」は、アメリカNYのヴェルヴェッツ的なガレージ感が強く、

当時の彼の背景にあった音楽を感じさせてくれる。


自身も「雑食」と語るほどに様々なジャンルの音楽を聴き、

その頃に影響を受けたものをアウトプットしているというFrancis(小里誠)。

この曲でもそんな彼のスタンスが現れており、ソロユニットとしての表現の幅広さが垣間見える一曲となっている。


渋く研ぎ澄まされた大人の色気が漂うロックナンバーとして必聴だ。



・【MV】Francis“反撥 Repulsion”



2021年9月27日にリリース予定の、Francisとして実に27年ぶりのソロアルバム「Bolero」。

その収録曲のひとつでMVも公開されている「反撥」は、自身のルーツである電子音楽の色が

より強まった一曲となっている。


長くバンド活動を行ってきたからこそその難しさや苦労を熟知し、よりフットワークを軽くして

活動するためにもPC1台で制作ができるエレクトリックな手法に行き着いたというFrancis(小里誠)。

自身にとってはさまざまな意味で原点回帰の作品だと感じているそうだ。



・【MV】Francis“VIVA! コーヒーゼリー VIVA! coffee jelly”



「コーヒーゼリー大好き」というお茶目な一面を持ち、

これまでに300種類以上を食べてきたというFrancis(小里誠)。

その趣味が発揮された「VIVA!コーヒーゼリー」も、アルバム「Bolero」の収録曲となっている。


遊び心全開で、いい意味でやりたい放題にやっているからこそ、

エレクトロニックミュージックとしても強烈なインパクトを見せるこの曲。

サイケでカオスな世界観を見せながらも、確かなキャッチーさとノリのよさを見せているのが印象的だ。


聴いていて思わず体が揺れ、手拍子をしてしまうようなキラーチューンとして注目しよう。




最新アルバムのリリースや立て続けのMV公開など、

ますます勢いを増しながら活動をくり広げ、独自の音楽世界を見せるFrancis(小里誠)。

ミュージシャンとしてこれからさらに進化していく彼が、どんな楽曲を見せてくれるのか期待が高まる。
まずは彼の最新作「Bolero」を手に取って、そのストーリーに触れてみよう。