栃木県は宇都宮市出身のシンガー、いとうかなこ。

高校時代より地元宇都宮でバンド活動を開始。1996年、TV番組『えびす温泉』への出演をきっかけに、1998年に単身上京。2000年にZIZZ STUDIOと出会い、2002年、ニトロプラス社PCゲーム『鬼哭街』でゲーム主題歌デビュー。以来、ゲーム『シュタインズ;ゲート』などの"科学アドベンチャーシリーズ"と呼ばれる作品群すべてに参加するなど、主題歌を中心に活動し、オリジナル楽曲も多数発表。
主題歌歌唱時には、その作品の持つ世界観をも組み込んだような、奥行きのある歌声を聴かせるというのが大きな特徴。何かが起こりそうな雰囲気のある歌唱から、重ためのサウンドの中に希望を感じるような歌唱までその質感は作品により異なるが、いずれにしてもストーリーが見えてくる歌声に、一聴して惹きつけられる。一度聴いたら忘れないようなインパクトがあるのに、歌声のクセが強いわけではないというのも一つの特徴だ。

2020年からはフリーとして活動をスタート。今後の活動の展開に注目が集まるシンガーだ。




・東方LostWordテーマ曲「ロストワードクロニカル」フルver.

 



東方Projectの二次創作RPG『東方LostWord』のテーマ曲。この楽曲の歌唱を担当しているのが、彼女だ。
切れ味の鋭いロックサウンドと疾走感に高揚させられるこの楽曲。サビにはやや和の匂いをはらんでおり、現代的なかっこよさとノスタルジーをうまく融合させているといえる。そんな楽曲だけに、歌声にもある種のノスタルジーと切れ味が求められるだろう。

もちろん彼女は、そんなノスタルジックなムードも、ロックサウンドの上で強い存在感を示す切れ味も、両方とも発揮。楽曲の持つ魅力をさらに引き立てるその歌声に、魅力を感じずにはいられない。



・ひよこソフト『消失的世界与月少女』テーマ Quadrifoglio「月の謌」 




『いとうかなこ』、『島みやえい子』、『SHIHO』、そしてクリエイターの『Makou』という4名からなるユニット、『Quadrifoglio』。こちらはそのQuadrifoglioが手掛けた楽曲『月の謌』だ。
愛らしさと美しさの中に怪しさが漂うサウンド感。それはいうなれば、わらべ歌を思わせる。メロディーラインもどこか牧歌的で和風だ。彼女たちはそんなこの楽曲を、母が子に物語を伝えるように、丁寧に歌い上げる。

≪ずっと描いてた未来がたとえ醜くても今 月へと≫と歌う儚くも力強い言葉から伝わってくるストーリー。伝承的な歌声によって、どんどんとそんなストーリーの中に引き込まれていく1曲だ。



・Xbox 360版「シュタインズ・ゲート(STEINS;GATE)」OP

 



ゲーム作品『シュタインズ・ゲート(STEINS;GATE)』のオープニングテーマ『スカイクラッドの観測者』。
≪それは折り重なる偶然 宇宙規模の奇跡≫と作品の世界観を描きながら綴られていく言葉たち。近代的でありながらも熱量の高いサウンド感。そんな音や言葉で彩られるこの楽曲には、強く希望の匂いがする。もちろん歌声にも力強さが感じられ、光が乗っている。そんな希望の匂いや光に吸い寄せられて、思わずこの作品をプレイしてみたいと思ってしまうのだ。

そうして、この楽曲がそれだけの力を持った楽曲であるということが分かると同時に、彼女の歌声もそれに負けない力を持った歌声なのだということが分かる。



 

これからの活動について尋ねてみると「今年からフリーで活動をスタートさせたので、気持ち的にはまた1から積み上げていく思いでやる気満々!インディーズ活動も始動し、"呼ばれた祭りは全部行く!”をモットーに風の向くまま活動をしていく」と話してくれた。

その歌唱力や表現力に疑いの余地はない彼女。フットワークがより軽くなったといえるこれからの活動に、期待が高まらないはずもない。



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【出演情報】
東方同人音楽流通主催の東方Project二次創作歌番組YouTube「とうほうのうた」

2021年1月10日の回にいとうかなこがゲスト出演いたします!




▼とうほうのうたYouTube

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▼とうほうのうた公式Twitter
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