YouTubeへのギター弾いてみた動画を中心に活動するギタリスト、「せ」。

2017年にYouTube上へ動画投稿を行ったことがきっかけで活動を開始した彼は、

現在ではチャンネル登録者数が6.8万人を突破し、Twitterフォロワー数も7,000人を超えるなど、

インターネット上で着実に注目を集めてきた。

ギター演奏や編曲で他アーティストの作品に参加することもあるそうで、

現在は人気奏者の一人として知られている。

元々はバンド漫画「BECK」の影響で音楽の世界に入り、

フジファブリックやASIAN KUNG-FU GENERATIONといったバンドをルーツに持つという彼。

ギター歴は10年以上に及ぶそうで、

カッティングを主軸とした軽快なギタープレイを持ち味に支持を集める存在だ。

現時点で280万再生を突破し、せの投稿動画の中でも特に人気の高い作品となっているのが、

「夜に駆ける」のギター弾いてみた動画。

軽快なポップナンバーとして圧倒的な話題を呼んだこの曲に、

歯切れのいいカッティングプレイが合わさることで、

より疾走感のある聴き味を生み出している。

中盤では一転して滑らかなアルペジオフレーズや裏拍でのアクセントの聴いたコードワークなど、

幅広い表現を展開。さらにそこから転調するクライマックスへとまさに「駆ける」演奏が印象的だ。

ギタリストとしての彼の持ち味が存分に発揮された演奏動画として、まず観てほしい。

こちらも140万再生を突破するなど大きな人気を集めている、

ヨルシカのヒットナンバー「ただ君に晴れ」のカバー動画。

清涼感の漂うギターロックサウンドとソリッドなプレイングが巧みに融合して、

走り抜けるような爽快感からノスタルジックな空気感まで、

カッティングも単音フレーズも自在に操りながら聴かせてくれる。

原曲の世界観をよりエモーショナルに、

より多彩な情景とともに伝えるカバーとして必見だ。

ギター演奏以外に、編曲などでも活躍するせ。彼が過去に編曲を手がけたのが、

白瀬みいぬのボカロオリジナル曲「ロング・グッドバイ」だ。

オルタナティブ色の強いミディアムナンバーに仕上がったこの曲では、

決して主役として目立つわけではないものの、

楽曲のどこか退廃的な雰囲気を司る要素としてギターサウンドが印象的に用いられている。

ここぞという場面で味わい深さを見せるフレーズの数々に、

ギタリストとしての彼の表現力が活かされているのが印象的だ。

弾いてみた動画とはまた違ったかたちで、

ミュージシャンとしての彼の持ち味を感じられる作品として聴いてみてほしい。

現在の活動目標のひとつに「チャンネル登録者10万人」を掲げているというせ。

ひとつの大きな節目に向けてコンスタントに活動を展開する彼が、

これからどのような楽曲や演奏でギター奏者としての個性を見せてくれるのかますます注目だ。

「自分の動画を観てギターを始めたいと思ってもらえたら、それだけで満足」とも語っている彼。

ギターによる表現の楽しさと魅力を伝え続ける彼のこれからの動画もぜひチェックしてほしい。

最新作はYouTubeやTwitterから確認してみよう。

【YouTube】

https://www.youtube.com/user/shizumono

【Twitter】