バーチャルシンガーソングライター、ミシマリノ。
2019年7月よりYouTubeでの活動を開始。
以降、歌ってみた動画やオリジナル楽曲の発信、さらにはバーチャル路上ライブを行っている。
バーチャル路上ライブとは、端的に言えばYouTube上での弾き語りライブ配信。
誰でも通りがかりに見ることが出来てチケットも不要なその感覚が、路上ライブとリンクすることから、“バーチャル路上ライブ”と称して発信している。
昨年にも開催したバーチャル路上ライブだが、2021年の1年間、このバーチャル路上ライブを原則毎週行うことを発表し、『変わらずに在り続けながら、リスナーに一緒に成長を見届けてもらえる活動』を目指して再始動した形だ。
バーチャルシンガーソングライターというその肩書きからも分かる通り、ただ歌うだけではなく作詞作曲も自身で行う。
本来の、やや低めの声質で届けられるロックなムードに、ぐっと澄んだ透明感を醸し出す高音と、幅広い表情を見せる歌声も魅力の一つ。
・【オリジナルMV】MAGIC【ミシマリノ】
「自分の等身大の姿を曲にする。自分の経験に基づいて、自分の経験ありきの曲の描き方をする」という彼女。
この楽曲も、中学高校不登校ぎみで、教室の隅で過ごしていた自分の経験に重ね合わせ描き下ろしている。
部活動の時間間際に登校し、先生やクラスメイトに時に呆れられながら、学校内の誰も通らないような場所を見つけ、ギターをかき鳴らしては歌う。ひっそりと居場所を探してもがいているような日々だった。
そんな青春時代を過ごしていたが、ある時、文化祭のテーマソングに選ばれてステージに立った。
そして、その時だけは自分の存在を認めてもらえた。
そんな経験から「“好きなことやり続けることで、輝ける瞬間はきっと来る”という思いを込めて曲にした」という。
パワフルでエネルギッシュな、真っ直ぐなバンドサウンド。
そして青空に突き抜けていくようなロックな歌声と、気分を盛り上げてくれるキャッチーなメロディー。
そんな音と歌、そして≪夢が夢で終わらないように 僕がそっとつまづきなやんだ手をひくよ≫という言葉たち。
そのどれもが心に光を届けてくれる。
・【オリジナルMV】magic day【ミシマリノ】
この楽曲『magic day』は曰く、「初恋の曲」。
自身は不器用で恋愛において突っ走ってしまったりすることもあるという。
それとは対照的に好きになった人は器用で、リードしてくれたりもする。
でも、どこか届かないところがあって、その恋は結ばれなかった。そんな初恋を元に、ストーリーを歌う1曲だ。
幻のような恋であればあるほど、心の奥深くに引っかかっていたりする。
そしてある時振り返るその思い出は、きらめいて見えるものだ。
そんな切ない恋のきらめきが、この楽曲にはめいっぱい詰め込まれている。
感情的な歌声や切ないサウンド感も相まって、思わず自身のきらめく恋を思い出してしまうだろう。
・【オリジナルMV】カシスオレンジ【ミシマリノ】
ピアノを中心に、温かみのあるサウンド感で彩る新曲『カシスオレンジ』。
≪「あなたのおすすめはなに?」って聞かれて とっさに「カシスオレンジ」ってごまかした≫≪カシスオレンジは甘くて飲めない≫と、歌われている内容は実にいじらしく、可愛らしく、そして切ない。
シンガーとしてのクオリティーはもちろんのこと、晴れ渡るようなロックなムードを放つ楽曲から、染み入るようなバラード楽曲まで、幅広い楽曲を生み出す作曲のクオリティーも確かな彼女。
その音楽がもっともっと広く届いていってもなんら不思議はない。
バーチャル路上ライブからじわじわ火が付きメジャーデビューを手にするという、現代的なストリートのサクセスストーリーを一緒に追いかけてみるのも面白いだろう。
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