東京のアイドルグループ、作者Q。
メンバーは、『ゆりつん』『七 愛』『ラン』『弘乃』という4人組編成。
事務所無所属・セルフ運営にて活動中。
アイドル活動・ライブ出演の経験が無いメンバーがほとんどの中、マネジメント・ブッキング・作詞・振付・デザイン・衣装・作詞などをメンバーが分担している。
2019年9月に結成。翌2020年6月に渋谷Milkywayの無観客ライブ配信でデビュー。
コンセプトは“明日を綴るアイドル”だ。「創作を通じて、言葉や気持ちを綴り、明日に向かう。」という考えのもと、活動を展開中。
一風変わったグループ名である『作者Q』には、「セルフ運営グループのため、メンバー全員が作者として前進していく」という思いと、旧グループ名の『Que.(キュー)』が反映されている。
・who/作者Q
作曲:フジイキョウヘイ
振り付けをランが担当した1曲『who』。
「音先で歌詞をつけていった楽曲で、“銃”というワードを入れたかった。ありきたりな言葉は使わないように考えながら、韻を踏んでいたり、言葉遊びを意識した」という歌詞は、ゆりつんが担当。
その言葉通り歌詞には≪その銃で連射して 決められたシナリオを≫と、“銃”が印象的に登場し、心を切り開いて突き進んでいくような力強さが感じられる。
デジタルでハードなダンスミュージックとパワフルなロックサウンドを掛け合わせたサウンド感もまた力強い。
その力強い言葉とサウンドの上を、耳に残るメロディーラインがリフレイン。
カジュアルなキャッチーさと音楽的な深みが絶妙なバランスで融合した1曲となっている。
・[ライブ映像] 未完:私小説 /作者Q
作曲:クマ(ex.リムキャット)
「テイストとして、かっこよさを意識している」と話す楽曲『未完:私小説』。
作者Qになってからの初めての楽曲で、テーマとなっているのは“失恋”。
失恋がテーマとなっている楽曲というと、一般的にはバラードナンバーをイメージするものだ。
しかしこの楽曲はアップテンポで、どこか和の匂いを感じるメロディーラインがポップさを創出。
それでいて歌声はやはりテーマ通り切なげだったりもする。
そんな楽曲内のギャップを楽しめる1曲だ。
この楽曲も振り付けを担当しているのはラン。
ライブで目を引く華やかさがありながらも、切なさを感じるその振り付けも、見応えばっちりだ。
・tsuzuru/作者Q
作曲:クマ(ex.リムキャット)
2021年2月のライブで初お披露目となった楽曲『tsuzuru』。
振り付けは弘乃が行った。しなやかに展開するフォーメーションに、命尽きたセミや枯れた金木犀も登場する。
≪だから僕は綴る 誰かに届くことを願って 誰かに響くことを願って≫というその切実なムードの歌詞は七愛が担当。
メロディーラインは極めてキャッチーながら、サウンドのテンポ感も心地よい。
しかしその歌詞の切実なムードが色濃く香り、独特の切なさを醸し出す。
そんな心へのひっかかりがこの楽曲の特徴であり、同時にそれは作者Qの一つの特徴だともいえるだろう。
『tsuzuru』はまさにコンセプトである“明日を綴る”ような1曲で、今後はこういった楽曲が増えていく予定だというから、期待して待っておきたい。
2021年をどんな1年にしたいか尋ねてみると「今年は“明日を綴る”を意識し1本1本のライブを大事にしたい。今までにやったことのない会場でライブをしたい」と答えてくれた。
さらに「グループの規模が大きくなれば、また主催イベントもしたい」とのことなので、期待は高まる一方だ。
今注目しておきたい楽曲派アイドルグループであることは間違いない。
●ゆりつん
●七 愛
●弘乃
●ラン
●作者Q
●作者Q
https://instagram.com/sakusha_q
【ライブ情報】
2021/03/18(木)
販売URL:https://tiget.net/events/121418
■SoundCloud
https://soundcloud.app.goo.gl/DTCde
■Eggs