東京都出身のヴォーカリスト・アーティスト、嘴音杏(しおん あん)。

ジャジー且つパワフルでいて、どこか切なさが香る歌声を持つ。

幼少期からの豊富な音楽経験を活かし、PopsやJazz、Rock、Classic、

アニソンにAmbient、Gospelなど様々なエッセンスを取り入れた音楽活動を行なっている。


現在はソロ活動の他、『Vityazz』、『トナリノサティ』のヴォーカルとしても活動中。

さらに、幅広い歌唱力と表現力を活かし、コーラスやスタジオミュージシャンとしても活動しており、

これまでに『町あかり』、『ギャランティーク和恵』、など様々なアーティスト等の作品やライブ、

アニメの劇伴等に参加。


2021年2月にはソロアルバム『Love is a poryhedron.』を配信限定リリース。

異なるサウンド感の楽曲を取り揃えていながらも統一感がある全8曲で、より深化し進化させた音を届けた。

印象に残るウェーブヘアは天然パーマ。クラシカルなファッションとドラマ、

パクチーと辛い物を愛しているというのも一つの特徴。




・アルバム『演じるクチバシ』より『女歴25年』




https://open.spotify.com/album/2C7KN4tz2aL21vhyFJqJVs?si=RRKMGv0BQqi0PzUX1uIqJw


シンガーソングライター・町あかりが全曲楽曲提供、そしてプロデュースを行い、

2019にリリースしたアルバム『演じるクチバシ』。

元々彼女のコーラスを2年ほどコンスタントに務めており、嘴音杏の「声色を変えるのが得意」というところを

面白いと思った町あかりより「アルバム作らない?」と提案。

『演じるクチバシ』はそうして実現した企画アルバムだ。


そしてこの楽曲『女歴25年』は、そんな同アルバム収録曲。

「25歳の私の誕生日の日にデモを送ってくださったのをよく覚えています」という1曲だ。

グルーヴィーでファンキーなサウンドの中、セリフパートも多いメロディーを、

様々な声を使い分けながら歌い上げる。


コロコロと変わる表情はオムニバス的で、まるで何人もの人間で歌っているかのよう。

そのサウンド感・世界観、そして歌声からは、それぞれの魅力が最良のかたちで融合していることが感じ取れる。



・アルバム『Love is a polyhedron.』より『生贄の恋』




https://open.spotify.com/track/0oAWbL3aNx9izUrrQdUDPU?si=ae5b5673778d44f2


2021年2月リリースのアルバム『Love is a polyhedron.』収録曲。

「今回リリースしたソロアルバムの構想は、2017年に当時やっていたバンドが解散してから

ずっと頭の中にありました。生贄の恋は、その当時に書いた曲で、ライブでも結構演奏してきた曲なので

ようやく音源化できて嬉しいです」と話す。


この楽曲の主人公は、元恋人に監禁されてしまった女の人。

誘拐や監禁などをされた被害者が、犯人に好意的な感情を抱いてしまう現象

“ストックホルム症候群”がテーマとなっている。

まるで感情そのもののように緩急があるサウンドに乗せて、

目の前にそういう映画やドラマのシーンが浮かんできそうなほどに視覚的な物語が歌われていく。


登場人物を憑依させたような、想いの乗った歌声もその色濃い世界観をさらに顕著にしているといえるだろう。

「こういうシリアスで映画みたいな世界設定の楽曲を書くときが一番楽しいですね。

嘆きとか、叫びとか、そういう悲しくて鬱々とした表現が一番得意です」というのも頷ける1曲だ。



・アルバム『Love is a polyhedron.』より『汝、世界を愛せ』




https://open.spotify.com/track/4lSjDjfJKsmd1S2aCoa4jf?si=98eb062db5e04048


ミュージカル音楽も大好きだという彼女。

同じくアルバム『Love is a polyhedron.』に収録されているこの楽曲『汝、世界を愛せ』は、

ミュージカルっぽくてジャジーなサウンドに乗せて、ラブマイセルフ精神を書いた1曲だ。


「最近、“自己肯定感”とかSNSでもよく見かけるようになったじゃないですか。

これからの時代って、死にものぐるいで頑張るみたいな感覚がなくなっていくと思うんですよ。

直感的に感じていることなんですけど、なんというか、心も体もよりナチュラルに、

すいすい楽しんで生きていく時代になってきてると思うんです。

自分を大切にして、泣いたり笑ったりしながらゆっくり楽しんで生きていこうねって、

そんな思いで書きました」と、込められた思いを明かす。


その軽やかで華やかな雰囲気はまさにミュージカル的。

笑顔で歌う様が見えてくる、表情豊かな歌声も同様だ。


生きづらさを抱える人も多い現代日本。

この楽曲は、そんな生きづらさを抱えていく日々を照らすほのかな光だ。

きっと暗い心を救い上げて、なんとなく前向きになることが出来るだろう。




高い表現力を持つアーティストは、この世界にはたくさんいる。

しかし彼女のように、際立つ表現で楽曲の中に没入させてくれるアーティストは稀有だ。


2021年2月10日より3月29日まで、NEWアルバムのプロモーションを目的とした

クラウドファンディングを実施中。


これからの活動はもちろんのこと、聴けば間違いないこの音楽の魅力をさらに広く届けるための、

このプロジェクトにも是非注目していただきたい。



【クラウドファンディング】

https://www.muevo.jp/campaigns/2788


【HP】

https://shionanne.jimdofree.com/


【Twitter】

https://twitter.com/ShionAnne


【Instagram】

https://www.instagram.com/anne_shion/


【各種リンク】

https://linktr.ee/anneshion



【リリース情報】
2021/02/04 
ASOBIMUSICレーベルより配信リリース
New Album「Love is a polyhedron.」
01. 汝、世界を愛せ
02. 終着点
03. 愛の痴れ者
04. リトグラフ
05. 閃々たる狂気
06. 花とリビドー
07. 生贄の恋

08. 哀しみの砂糖漬け