シンガーソングライター、なみだ藍。


広義でのエモーショナルな歌と音に特徴があり、2017年には鹿屋市教育委員会主催のイベント

『大森靖子とKANOYA MUSIC FREAKS』にて大森靖子と DOTAMA のオープニングアクトに抜擢。

翌2018年には、ACIDMANや中孝介、氣志團などが出演した

『THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2018』にWELCOME ACTとして出演と、

その歌声と音楽は各所で高く評価されている。


2019年7月、初の全国流通シングル『眠れぬ夜のわたしの世界』をリリース。

以降2020年に『虚と花(そらとはな)』『太陽殺すアンブレラ』と2枚の作品を発表。

2021年にも2月に『クリフ、非常口』、3月に『行き止まりネバーランド』と2曲を配信リリースしている。


また、毎週土曜日にはYouTubeにて弾き語り動画を発信中。

コロナ以前、自身の音楽活動を見つめ直す際に、自分にあった活動や

時代にあった活動を考えたら配信が大きいと感じ、ネットを中心に活動をしていこうと帰結。


アップする速度・頻度も重要なYouTubeだが、弾き語り動画には作品として残したいという考えもあって、

高いクオリティを保つことを意識して発信している。ミックスも毎回自身で担当する。

時に仮面をかぶらないとならないなど、音楽においては辛い経験もしてきた彼女。

それもあって今は「自分の曲を知ってもらうというよりかは、自分が自分でいられる為に」という意識で

音楽を鳴らしている。




・なみだ藍「クリフ、非常口」Music video



2021年2月に配信リリースした楽曲『クリフ、非常口』。


優しく心に触れるような丁寧な音。

爆発する感情そのもののような、あるいは叫びにも似た轟音。

それらを行き来するサウンドと、やはり感情を憑依させたような歌声によって、

心の奥深くで、誰にも吐き出されずに積もり続けていた想いに触れる1曲。


それはまさに、誰かにとっての非常口になりえるだろう。

苦しい呼吸のようなサウンドを、

まるで楽器のように入れているその音使い・世界観創りのセンスにも脱帽だ。

その音によって、楽曲の持つ感情的なムードがさらに色濃くなり、

ぐっとその中に引き込まれる。



・なみだ藍「水中タイマー」Short Ver.



2020年4月にリリースしたアルバム

『太陽殺すアンブレラ』に収録されている楽曲『水中タイマー』。


≪僕ら大人になってしまう≫

≪海辺の向こう側 何もかも脱ぎ捨てて≫

≪いつか僕ら離れていくから≫

と歌うこの楽曲に漂う儚さ、

そして登場人物の放つ空気感はまるで青春映画さながら。


美しく、脆く、尊いその空気感は紡がれた言葉たちだけではなく、

浮遊感のあるサウンド、そして柔らかく透明な歌声からも漂う。

全体で描きだす世界観はきっと多くの人を、

なんとも言えない懐かしくて温かい気持ちにさせてくれるはずだ。




2021年は「シングルメインでやっていき、盤にこだわらずに

スピーディーにリリースしていきたい」と話してくれた彼女。

実際に2月3月と立て続けにリリースをし、4月にもリリースが決まっている。

「2022年の最初にはアルバムを出したい」とのことなので、期待して追いかけていこう。


「人数制限のライブはしたくない」と考えており、コロナ終息までは

動員のライブをしないと決めている分、作品のリリースへの期待は高まる一方だ。


「時代を切り取って作品を作りたい」と話す彼女には“革命家になりたい”という思いがある。

「そのために、影響力をもたないといけない」と意気込む彼女のこれからには、要注目だ。



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