島根県は松江市発のロックバンド、ginger。
メンバーは、Gt./Vo.『ながたなおや』、Ba.『奏』、Dr.『なかもとせりか』というスリーピース編成。
「ポップでありロックであり、可愛くてかっこよく、汚いも純粋も鳴らしたい」と話すサウンドは、
その言葉通り感情を揺さぶるすべての要素を内包する。いうなれば青春のそのもののようなサウンドだ。
2018年4月に結成すると、同年8月には楽曲『マドンナ』が“サウンドエース和田”CM曲に起用。
翌2019年にはJFN エフエム 山陰『HondaCars 島根中央 Presents V-airあまばん』にてグランプリを獲得。
楽曲『愛を探して』は同局の12月パワープレイに選出された。
さらに2020年には同局で冠ラジオ番組『疲れたなら甘えればいいのに』がスタート。
7月にはフジテレビ系『Love music』の“come music”コーナーにて紹介、
8月には日本海テレビ『24時間テレビ』内にてライブ出演をするなど、着実にその音が届く範囲を広げる。
この2021年にも、島根県が主導するプロジェクト『いいけん、島根県』内の『島根のふふふっ』プロジェクトに、
楽曲『灯りをつけて』が起用されるなど、現在進行形でますますその注目度を高めているスリーピースバンドだ。
・ginger - 灯りをつけて (Official Music Video) 「いいけん、島根県」タイアップ楽曲
2021年4月7日リリースの3枚目のシングル『灯りをつけて』。
『いいけん、しまね県』タイアップ楽曲として発信されているこの楽曲は、
ロックでありながらもポップで耳なじみが抜群という、
gingerの魅力が詰まった1曲だといえるだろう。
ある層には懐かしくも響く歪んだコードストローク。
ノスタルジーにもつながるポップなメロディー。
≪ここにしかない ここでしかない この街の暮らしで僕ら少しずつ生み出していく≫と歌う、
聴く人それぞれが今自分のいる場所を少し好きになれそうな言葉たち。
そのどれもが、心に触れる。
都会に住んでいる人にはきっと、
地方を題材にした青春漫画を読んでいるようにも聞こえてくるはず。
そんな心揺さぶる作品たちと同じ空気感を持つ1曲だ。
・ginger - 愛を探して(Official Music Video)
2019年12月リリースの2ndシングル『愛を探して』の表題曲。
パンクや、なんならシューゲイザーともリンクするような、
爆発力を感じる歪みで駆け抜けていく1曲だ。
その爆発力や≪光の中で/愛を探している≫という歌詞の世界観に、
やはり青春感を強く覚える。
そんな世界観やサウンドによって、思わず走りだしたくなってしまうだろう。
またその音の厚みと、それを支えるリズム隊にも注目したい。
もちろんギターサウンドやボーカルの存在感が高いのはさることながら、
音の隙間を的確に埋めつつ盛り上げるドラミングや、
時に野太さを全開に、時にメロディックに鳴らすベースラインも特筆すべきポイント。
勢いに飲み込まれるも良し、細部まで聞き込むのもよしな1曲だ。
先述の通り4月7日には、3曲入りのうち2曲がタイアップというニューシングル『灯りをつけて』を発表。
コンスタントにCDを出していることには、東京などとは違ってアクティブな活動をしづらい中での、
“活動を証明する手段”という意味合いもある。
今後の大きな目標は「武道館をツーデイズでソールドアウトすること」。
この2021年にはまだライブが出来ていないが、
4月から夏にかけてはライブを中心に展開していくと明かしてくれた。
さらに「年末に、フルアルバムをだせたらいいなぁと思っている」とも話してくれたので、
ライブ同様そちらにも注目しておこう。
【HP】
https://gingerbandginger.wixsite.com/mysite
【Twitter】
https://twitter.com/ginger_band_
【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCnxUcMUXMDffjpsc4xtmlxg
【リリース情報】