17歳からベースを始め、COMezik(カムジック)のベースボーカル・リンとして8年半の活動。

2017年解散ののち、燐-Lin-に改名し、四弦独唱(ベース弾き語り)のソロ活動を開始。国内外問わず演奏活動を展開。

2019年からは、バンドNONMALTにベーシストとして加入している。


2018年1月より燐-Lin-としての活動を開始すると、同年10月、Wasinton DC・NewYorkにてライブ、レコーディングを敢行。翌2019年1月には、YouTubeチャンネル『BassTheWorld.com』にて、演奏動画が取り上げられる。

同年4月、NewYorkでレコーディングした7曲を収録した『渡海の音画』をリリース。9月、画家平田澱・C7の絵とコラボレーションした楽曲『to the dark』をリリース。


2020年1月からは、ソロベーシストとの2マンライブシリーズ『SOLO BASSIST 2MAN LIVE』の主宰を開始。

2021年4月には、ドイツで活動するソロベーシストMischa Marcksとオンライン2マンLIVEも行った。
2022年、新音源を鋭意制作中。




・燐-Lin-/Crowded City(solo bass instrumental)



曰く「世界各地のベーシストを紹介しているドイツのYouTubeチャンネル『BassTheWorld』に取り上げていただいた動画で、これをきっかけに海外からコンタクトをいただくことが増えました」という1本。


日本特有のワビサビを感じるような何とも言えない音色の雰囲気、そしてロケーション。耳からも目からも、どんどんとその世界観に吸い込まれていきそうな感覚を覚える。それが海の向こうの人たちまでをも吸い込んだとしても、何も不思議には思わない。


シンプルにベーシストとしてのスキルの高さが感じられるというのもポイントだが、何よりその雰囲気の良さが際立つ作品だ。



・燐-Lin-/to the dark(solo bass instrumental)



「画家、平田澱・C7による二人展『ぼくのみるゆめ展』第9回にむけて書き下ろしさせていただいた楽曲です。第9回にちなんで9拍子を基調にした楽曲となっています」とコメントをくれた作品『to the dark』。


映像は、「先述の絵画展のプログラムの一部で、ダンサー栄江さんを招きライブをさせていただいた様子を残した映像です」とのことだ。


ディープな世界観を創出するような独特さがありながら、かつ美しいベースを響かせる。それは重たくもあるのだが、でも一般的にイメージするようなベースの音色のように、図太く重たく突き抜けるそれとはまたどこか趣が異なる。


より自由な音色を鳴らす彼女とパフォーマンスの調和も見事で、思わず呼吸を忘れるほどに見惚れてしまう瞬間がある。


・燐-Lin-/Beyond(solo bass instrumental)



「ディレイを駆使してビートとメロディを重ねていく手法で演奏している楽曲です」と話してくれた1曲『Beyond』。


だんだんと音が折り重なっていくその様は、立体的に空間に絵を描いているようで、新しい感覚を味わわせてくれる。ギターでそういったプレイをする人は多いかもしれないが、ベースでその感覚を味わわせてくれるプレイヤーを、筆者はほとんど知らない。


それでいてメロディックな瞬間も多いので、きっと「ソロベース?」「インストゥルメンタル?」と、その界隈についてほとんど興味がないという人でも、惹きつけられるだろう。




現在は新作の制作中の燐-Lin-。


これからの展望としては「海外にライブをしにいきたい。楽曲にバンドやオーケストラをつけてライブをやっていきたい!サーキットとか野外フェスにも出てみたい!」といろいろと挙げてくれた。


いずれにしても、そのパフォーマンスに一見の価値があることは間違いなく、是非ライブで味わってみていただきたいアーティストの一人だ。


【ライブ情報】

8月5日 神田The shojimaru

8月6日 新松戸FIREBIRD

8月11日 大宮ヒソミネ

8月15日 三軒茶屋Heaven's door

8月20日 吉祥寺BLACK&BLUE

8月25日 西荻窪CLOPCLP[NONMALT]

9月5日 新宿WildSide Tokyo

9月8日 新松戸FIREBIRD[NONMALT]

9月27日 両国SUNRIZE[NONMALT]