フリーランスで声のお仕事を展開している、ユキムラチャン!。
2020年7月よりYouTubeでの活動を開始すると、
淡くとろけるような質感の歌声を聴かせる1作目『水星-DAOKO』を発信。
そして8月に発信した『チュープリ-ZOC』のカバーで早耳リスナーの注目を集めた。
活動開始から1年足らずの2021年5月現在でチャンネル登録者数4万人を超えており、
再生回数100万回超の動画も発信している。
YouTubeでの活動のメインは歌。
淡い歌声だけではなく、クールで鋭利な歌声など、
多彩な質感の歌声を放つというのも一つの特徴。
・【Cover】キュートなカノジョ - syudou by ユキムラチャン!
「ずっとこの方の作った楽曲を歌いたいと思っていた」という
syudou作の楽曲『キュートなカノジョ』。
「ボカロ楽曲なので歌い上げるのが難しいが、私の声で表現しやすいと思った」
というその言葉通り、何とも言えない甘さと透明度を放つ原曲と近いムードの歌声を放つ。
それでいて時折聞かせる歪みやブレスは実に感情的であり、
原曲の魅力を十二分に引き出すカバーになっているといえる。
またシンプルに、ラップ的ともいえる複雑なメロディーラインを
正しいピッチ感・リズム感で歌い上げるテクニックにも脱帽だ。
・【Cover】水星 - DAOKO by ユキムラチャン!
柔らかくてとろけるような質感の歌声を聴かせるDAOKO。
そんなDAOKOのメジャーデビューアルバムのリードトラックであり、
tofubeatsの代表曲といっても過言ではない楽曲『水星』。
声の質感や楽曲に漂う10年代的なムードは、ユキムラチャン!の歌声と
最高値の親和性を見せる。
圧倒的に心地よく、どこかエモーショナルでもあるその歌声に、
いつまでも包まれていたいと思えるカバーだ。
水星という楽曲も、メロディーやトラックの良さの心地よさに反して、
決して歌うのが簡単な楽曲ではない。
そんな曲もまるで自身の楽曲のように歌える彼女は、
やはり高い音楽センスを持っているといえるだろう。
・【Cover】チュープリ - ZOC by をとは & ユキムラチャン!
自身でも「この楽曲から注目されるようになった」と話す作品『チュープリ – ZOC』のカバー。
≪ねぇ チューして?≫という実にキュートなセリフで始まるこの楽曲。
とろける声で発されるそのセリフが一瞬で世界観を創出し、
その中にトリップさせられる。
そんなこの作品で特に注目したいのは、歌声の多彩さ。
とろけるムードが強い歌声から、もう少しキレのあるクールな歌声など、
一つの楽曲の中で様々な歌声を聴かせているのだ。
一人で歌っているとは思えないようなその多彩な歌声が、
楽曲のストーリー性やエンターテインメント性を高め、
最後までトリップさせ続けてくれる。
「某有名なトラックメーカーさんにお願いをして、
自身初のオリジナルアルバムを作りたい」という願望を持つ彼女。
リスナーとしてもその日を心待ちにしている人は多いのではないだろうか。
また、この1年の活動に関しては
「動画投稿ペースを月2本上げられるように頑張っていきたい。
自分が楽しむことを一番大事にしている。
それをみんなにも一緒に楽しんで欲しい」とも話してくれた。
投稿にせよ、オリジナル楽曲やアルバムの発表にせよ、
今後の発信を楽しみにせざるを得ない存在であることは間違いない。
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