2019年5月に武知功大を中心に京都で結成した現役大学生3ピースロックバンド、The Papaya Collections。

メンバーはVo./Gt.武知功大、Gt. Bob Nylon、Dr.うえだけいと、の3名。


UKロックからインスパイアを受けたキャッチーなメロディーと暖かみのある歌詞は懐かしくもあり新しくもある。

極上のポップメロディーと融合するオールドロックの愛情。


2020年4月、1st EP『Jam』をリリース。さらに12月には2枚目のEP『Star』を発表。

この2021年にも7月に楽曲『film』を、8月に楽曲『J's song』を連続配信リリース。

さらに12月にも楽曲『Funny face』をリリースするなど、精力的に活動を展開中。




・The Papaya Collections - ジャムとマーガレット[MV]



Vo./Gt.武知功大作詞作曲の、バンドとして初めて制作した楽曲『ジャムとマーガレット』。

1st EP『Jam』に収録されている同曲は、多くの人の心を掴んだといえる1曲だ。この楽曲ができた時、武知は「音楽をやるって決意できた」という。


朗らかなポップさとどこか懐かしいオールドな質感、そしてキャッチーで耳なじみの良いメロディーラインが融合するこの楽曲が嫌いだという人はいないのではないだろうか。

どうしたって心地よく響き、いつの間にか心や記憶に触れてくる。そうしてぐっと来てしまうのだ。歌詞も変わっていて、日常の話ではあるけど直接的な表現ではないのが面白い。


そんなこの楽曲には以下のような制作エピソードがある。

「大学に入学する前(今から3年前)ぐらいに、朝起きてギターを手に取って鼻歌を乗せながら1時間ぐらいでできた曲なんです。適当にカノンコードを弾いていたら、イントロのギターリフが浮かんで、次にサビのメロディーと歌詞が一緒に浮かんで、最後Aメロのメロディーが浮かんだと言う感じで。それをiPhoneのガレージバンドで録音してデモを作りました。
当時、オアシスのノエルギャラガーやビートルズのポールマッカートニーなど、神業のごとく素晴らしいメロディーを生み出す人たちにすごく憧れていたので、自分もそれになりきって作ってみた曲です。この曲を作ってから、自分の感性に正直に、短時間でいかに心に刺さるメロディーを生み出せるかにはすごくこだわっています」

聴きどころは「全部です(笑)」とのこと。「口ずさみやすいと思うので、一緒に歌ってもらえたら嬉しいです」とコメントをくれた。一緒にライブで歌える日が楽しみになる1曲だ。


・[MV] The Papaya Collections – Film



2021年7月に配信リリースとなった楽曲『Film』。


「レコーディングした数曲からMVに落とし込もうという中、一番パパイヤっぽさがあったのでこの曲にした」というその言葉通り、懐かしくて、でも新しくてぐっとくる。そして、誰が聞いても心地よく響くキャッチーさが光る、まさにThe Papaya Collectionsの魅力が強く感じられる1曲だ。


そのサウンドには、Vo./Gt.武知功大の聞いてきたAOR系の音楽の影響が大きいという。繊細で、温かみに溢れるその音の中に、ゆっくりとたゆたいたくなる。
MVはメンバーの自主制作となっているが、そのMVの雰囲気も含めて心地よく感じられる。是非映像も合わせて楽しんでいただきたい。

・The Papaya Collections 「口笛」[Music Video]




2022年1月19日リリースの楽曲『口笛』。


「分厚いサウンドに対しての、孤独感のある歌詞という独特な雰囲気を持った曲になって大変気に入っています。ラスサビ前の間奏、オーケストレーションの方も聴いていただければと思います」とコメントをくれた1曲で、実際冒頭から60年代ポップスを彷彿とさせるような厚みのあるコーラスが心を奪う。そして何ともセンチメンタルなムードの強いメロディーラインが、さらに惹きつけるのだ。それはやはり孤独感のある歌詞と共鳴するものだろう。


そんな同曲に対しても、制作エピソードを明かしてくれた。

「この曲は7月のある晩にギターを手に取って鼻歌歌いながら作りました。イントロからAメロ→サビって感じでメロディーができて、そこからバンドでアレンジして最後に歌詞をつけました。バンドアレンジの時、ラスサビ前の間奏の尺が当初の倍くらいになったりして、レコーディングではmusic studio SIMPO のレコーディングエンジニア小泉さんと、フィルスペクターっていうビートルズとか60’sのガールズポップスグループとかのプロデューサーの、サウンドメイクを真似しようってことになって。イントロのコーラスを10声ぐらい重ねたり、アナログシンセを使ったりして、より重厚なサウンドを目指しました」

その音の作り方・描き方からは、彼らのさらなる進化が感じられるといっても過言ではない。



「今年は夏フェスやライブにたくさん出ていきたい。地方も含めて」という彼ら。
さらにVo./Gt.武知功大は、「やっぱり、自分の感性に正直に自分の感動できる作品を作り続けたいです。ビートルズみたいにとにかくいい曲をたくさん書きたいです」とも話してくれた。
今後さらに進化し、心に触れる音楽を届け続けていってくれるであろう彼らは、今チェックしておくべきバンドの一つだ。


【リリース情報】



2022年1月19日リリース

The Papaya Collections

『口笛』

https://orcd.co/kuchibue