神戸出身のシンガーソングライター、近石涼。
幼少期にピアノを習い始め、中学3年の頃にギターを始める。
高校生の頃にはYouTubeにカバー動画を発信し、『閃光ライオット』のコピバンステージにも出演。
そして大学進学後、シンガーソングライターを目指してオリジナル楽曲を制作し始める。
初めて作った楽曲『シンガー』は『COMIN’KOBE2016』オーディションにてグランプリを獲得。
さらにアカペラバンド『sus4』のリードボーカルとして人気番組『全国ハモネプリーグ2019』に出演。
2020年には関西最大級の音楽コンテスト『eo Music Try 19/20』にて準グランプリ受賞するなど、
その歌声や音楽性は各所で高く評価されている。
ぐっと歪んだりも、透明感をもって伸びやかに
突き抜けていったりもする歌声に香るセンチメンタル感。
老若男女を問わず多くの人の心に触れるメロディーライン。
その全てが琴線に触れるシンガーソングライターだ。
・近石涼 -『ランナースカイ』(Official Lyric Video)
爽やかで心地よい疾走感と透明感が印象的なバンドサウンド。
そしてキャッチーさの中に独特の浮遊感も漂うメロディーライン。
美しくもあり感情的でもある歌声。
どこをとっても心を奪う要素がたくさんある楽曲『ランナースカイ』。
そんなこの楽曲で彼は≪今踏み出している右足が それに付いていった左足が
なにものにも代えられない大きな大きな力になるはずさ≫と歌い、
地面を蹴って扉の向こうへ進もうとする誰かに力をくれる。
元々は、5~6年前にオリジナル楽曲を作り始めた時に制作した1曲で、
それを書き直して完成したのがこの楽曲だ。
当時は1番まで制作しており、「走っている人の背中を押してあげるような」
サッカー部時代の応援ソングだった。
そこに、走り続けてきた自分を応援してあげるような内容の2番をプラス。
サウンド的にもこの5~6年で身に着けた音楽が詰め込まれており、
今の自身の自己紹介代わりの1曲ともいえるだろう。
・近石涼 - 『お守りの唄』(Official MV)
オリジナル楽曲を作る前からカバー動画をアップしていた彼。
もちろん歌を褒められること自体は喜ばしいことではあるが、
カバー曲で褒められることに対してモヤモヤした気持ちもあったという。
そんな時に、ファンからカバー動画に対しての
「勇気をもらった」という内容のお手紙が届いた。
それが彼に改めて歌い続けることの喜びを与え、
自身にとってのお守りとなった。
この楽曲は、そんな手紙に対しての返事として制作。
「その人にとっての、誰かにとってのお守りとなればいい」
という想いが込められた1曲だ。
≪教えてくれてありがとう 本当に辛かったね
こんな言葉では語り尽くせないだろうけど本当に頑張ったね≫と、
まさしく手紙の返事のように優しく語り掛ける言葉。
そして優しく寄り添う歌声は、きっと手紙の出し主、
ひいては聴く者たちの心にすっと入り込む。
・『もし僕が100日後に死んでも』(Official Lyric Video)
タイトルからも連想されるように、
社会現象的なヒットとなった漫画作品
『100日後に死ぬワニ』から着想を得て制作した1曲。
ただし「作品の具体的なワードは入れず、
普遍的に落とし込むところにこだわった」という。
そうして創り上げられたこの楽曲は、牧歌的なポップさや朗らかな温かみ、
それでいて≪当たり前なんて一つもないって 分かっていてもわからないみたいだ≫という
しっかりとしたメッセージ性もある、まさに同作のムードと一致した楽曲となっている。
またこちらは、ピアノポップバンド『青に晴れる』の藤巻との共作というのも一つのポイントだ。
普段は歌詞を書いてからメロディーをあてていくという作り方をする近石だが、この曲では1番を、
先にオケを作ってもらうという、自分のやり方とは異なるスタイルで制作。
そして2番を、漫画のテーマソングである『生きる/いきものがかり』に対するアンサーソングとして
歌詞から描き、そこにアレンジを加えるというやり方で書いていった。
そういう作り方の面白さもあり、それぞれのいいところがマッチした作品に仕上がっている。
近々、弾き語りの自主制作アルバム「ハオルシアの窓」をリリースする予定だという彼。
さらに路上ライブも行う予定とのこと。
それぞれ楽しみにしつつ、今後の情報を追いかけていっていただきたい。
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