完成された世界観と多彩なサウンドアプローチで注目を集める新世代バンド、メゾネットメゾン。
VoのQ.iと、コンポーザーのkousによって結成された、メゾネットメゾンは、
インターネット上からライブハウスシーンまでリアルとネットの境界線を越えて活躍。
ネットに活動の軸を置くアーティストが増えている昨今の音楽シーンの中で、
「バンド」としてのライブ感も持ちながら活動を展開してきた。
これまでにアルバム「Me:Me」「MIMESIS」、EP「まよなかミュート」など、
また人気アーティストsasakure.UKとの共作アルバム「Qili」など多くの作品を発表し、
それぞれ完成度の高い音楽世界観を描いて見せているメゾネットメゾン。
デジタルネイティブ世代を中心に、その支持を着実に広げている要注目バンドだ。
・メゾネットメゾン - sleep sleep
2021年4月に公開されたばかりの最新楽曲「sleep sleep」は、
「架空の世界の少年少女のボーイミーツガール」を描いたナンバー。
眠り着く少女と、彼女を目覚めさせるために一人奮闘する少年。
そのストーリーが、浮遊感のあるサウンドやVo.Q.iの静謐で
低体温なボーカルと合わさって、聴き手の心の内に確かな感情を届けてくれる。
もともと「病」をテーマに楽曲を制作しようと思っていたというメゾネットメゾン。
コロナ禍で会いたい人に自由に会えない現在の情勢と偶然にも重なって、
より共感性の高いメッセージを纏った作品に仕上がっている。
メゾネットメゾンの最新形を知ることができる一曲として聴いてほしい。
・sasakure.UK × メゾネットメゾン - ムーア [Music Video]
インターネット上を中心に絶大な人気を集めるクリエイター、sasakure.UK。
彼とメゾネットメゾンが共同で制作したアルバムが「Qili」だ。
その中でリードナンバーとなっているのがこの「ムーア」で、
アルバムタイトルにもなっている「Qili（霧）」に包まれたある惑星を描く
ストーリーの一幕を飾っている。
この楽曲のみならず、アルバム全体にさまざまな世界観設定の
ヒントが散りばめられているという。下のアルバムトレーラーや、
リリースライブでも公開された導入映像を見ながら
物語の背景を考察する……という楽しみ方もしてほしいそうだ。
・メゾネットメゾン -Ghostly Heart
全編英語詞によるデジタルロックナンバー「Ghostly Heart」は、
ボーイミーツガール的な詞世界をアッパーなサウンドに乗せたキラーチューン。
疾走感のあるビートとキャッチーなメロディの中にも、
どこか淡く切ない空気が漂っているのが注目ポイントだ。
MVでは「眼」のロゴも印象的だが、このロゴで統一された
バンド内のプロジェクト「Project EYES」を通して観ることで、
楽曲内に込められたテーマなどもより伝わるという。
https://youtube.com/playlist?list=PLngbiIvEj451xUEoB9HIDBWuVfH8yFWlq
・メゾネットメゾン『扇情の虫』
メゾネットメゾンの活動初期からある楽曲のひとつ「扇情の虫」。
テーマは「心を持ってしまったAI」で、”自分はホンモノなのか？空虚な偽物ではないか？“
バンドにとっては「初心を取り戻す上で重要な作品」だというこの曲。
Q.iが手がけたという、象徴的な表現のMVにも注目しながら聴いてみよう。
今後はさらに作品発表のペースを上げながら、コンスタントに
新しい楽曲を出していきたいというメゾネットメゾン。
また、コロナ禍の情勢ではあるが、可能な範囲で
ライブ活動の機会も増やしていきたいそうだ。
ますます世界観を広げ、深めながら進化していくメゾネットメゾンに、
これからも注目していこう。
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https://www.youtube.com/channel/UCLIC6cwI96gvu3i8nSS64Kg
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