2016年3月に結成された、下北沢・横浜・渋谷を拠点に活動をしているバンド「かたこと」。
メンバーは、たくみ(Vo/Gt.)、じゅん(Ba.)、たくと(Dr.)の高校3年生3人組。
サポートドラムで迎えた結成後初となるライヴ「Music Revolution」中学生大会にて、なんといきなりのオーディエンス賞と優秀賞をダブル受賞!さらにそこから1年半の間に、「スクールズアウト2016」決勝ステージ進出、「Tokyo Music Rise 2017 winter」グランプリ大会にて準グランプリ獲得、「イナズマゲート2017」ファイナルステージ進出と、その実力が認められるとともに一躍話題に。
2017年7月には、2月に発売した1st demo『スタートラインは晴れた朝』をSpotifyにて配信開始するなど、リスナーのニーズを掴んだ発信にも意欲的である。
ティーン「らしさ」と「らしからぬ」、そんな両面を持ち合わせたこのバンド、まずは見て聴いて驚くとこから始めてみてはいかが?
●「さよなら十二星座」
これが17歳…なかなか衝撃的である。
MVのライヴ映像に映る容姿は確かに年齢なりなのだが、汗だくになりながら真剣な表情でギターをかき鳴らし、うねるような激しく熱いベースプレイと、器用にコーラスをしながら躍動感溢れるドラムでリズムを刻み、そして歌詞のままに感情を表現するその姿。同級生だったらハートを掴まれてイチコロだろう。
しかもしっかりオリジナル曲だ。楽曲の全作詞作曲をVo.&Gt.のたくみが担当している。
この曲を聴いていて気づいたことは、彼がロマンチストだということ。
タイトルからしてもそうだが「あなたの星が流れた」「星の運命重ね歩んでゆく」といった“ザ・ロマンチスト”なものから、季節が移り変わっていく様子を「崩れかけた星座の端」、夜のことを「太陽の背中」と表現するなど、人間性がにじみ出た詞も印象的。また登場する二人称が「あなた」から「キミ」に変わったりと、言葉遊びもまた「らしさ」なのだろう。
こう書くと一見バラードを想定してしまいそうだが、そこは3人で“かたこと”。このバンドの「らしさ」ともいえる躍動感と若さが溢れまくっているような、清々しい気持ちになれるナンバーだ。
●「エンドロールが流れる夜に」
今年2月にリリースされた2nd demo『エンドロールが流れる夜に』。
当初はライヴ会場のみでの発売予定だったが、現在タワーレコード藤沢店と町田店でも取り扱いがある作品となっている。さらに、町田店では店舗限定リリースとして、かたことのコーナーまで展開されるほどの注目ぶりなのだ。
そんな今作は、上記で紹介した「さよなら十二星座」を含む全5曲入り。「5時20分の帰り道」という下校時刻や、「2000」というメンバー全員の生まれた西暦など、連想する数字に等身大の彼らを感じてみたり、エモーショナルな「欠陥品」やハイトーンボイスで歌いあげる「夜になる」など、聴き応え完全満点のデモになっている。
3ピースならではの各パートの際立った音の重なり合いや、疾走感ハンパないキャッチーなナンバーを、今日一日のエンドロールとして聴いてみるのはどうだろう?
【CD情報】
2nd demo「エンドロールが流れる夜に」
¥1000(+Tax)
2018.2.3 Release
■収録内容■
1.5時20分の帰り道
2.2000
3.欠陥品
4.夜になる
5.さよなら十二星座
【ライブ情報】
7/14(土) 下北沢CLUB251
かたことpre.『かたことでもあなたに伝えたい vol.2』
OP/ST 17:30/18:00 前売り ¥2000+1D
当日 ¥2500+1D ※高校生以下身分証明書提示で-¥500
出演:かたこと / レイラ / FAITH / ユレニワ
【Twitter】https://twitter.com/katakoto_rjma
【HP】https://katakoto3.jimdo.com