埼玉県は浦和出身のシンガーソングライター、松本耕平。

高校卒業と同時に、本格的に音楽活動を開始。

2005年よりソロ活動をスタートさせる。


以降、ライブハウスに路上に施設に学校にと場所を問わずに広くライブ活動を展開。

自らの活動を“唄旅”と称し、現在でも年間300本以上、全国各地でライブを行っている。

2020年以降のコロナ禍においても無観客配信ライブを行うなど、その活動は止まない。

「映像越しでも生ライブさながらのリアリティを伝えていきたい」と、高い熱量の音を届け続けている。


例えるならば、その音楽は赤ちょうちんのよう。

高い熱量で生活や心情に密接した言葉を鳴らし、誰かの心を奮い立たせる源となる。




・松本耕平 MV 「バカヤロウ」



群馬県は高崎にある、『希仁』という飲み屋。

ライブ終わりの打ち上げで定番の場所となっているそこには、

“おかん”と呼ばれ親しまれているママがいる。

その“おかん”の口癖が、『バカヤロウ』なのだ。


そんな口癖をタイトルに据えたこの楽曲には

「こんな人もいるんだということを伝えたい。

また、親以外にも心の拠り所となる人を大切にしよう。

ひいては実の親にも感謝のきもちを忘れないで欲しい」

という想いが込められている。


その空間の居心地の良さ、そして“おかん”の温かさや人間的な魅力、

向けられる大きな愛が伝わってくる歌詞に、心が温かくなる1曲だ。

聴いていると自分にとっての“おかん”的な存在が頭に浮かび、

きっと連絡をしたくなるはず。



・またライブハウスで



コロナ禍において、槍玉に挙げられてしまったライブハウス。

ミュージシャンやライブハウスの人間は、

なかなかどうして肩身が狭い思いをしてしまっていた。


そこで、シンガーソングライター・聞間拓とタマキング が中心となって、

全国のライブハウスを救うべく立ち上げたのが『またライブハウスでプロジェクト』。

この『またライブハウスで』は、そんな同プロジェクトから発信されている楽曲で、

松本耕平も参加している1曲だ。


様々なミュージシャンが心を込めて届ける言葉たち。

≪またライブハウスで 必ずライブハウスで そうだ笑って またみんなで再会しよう≫

というその言葉たちは、きっとライブハウスに強い愛を持っている

すべての人の心に届いたし、これからも届くことだろう。


もちろんそれはライブハウスだけではなく、

ライブに来られなくなってしまっているファンにも同様だ。

今なお、大変な世の中は続く。

しかしこの状況が開けるとひたすら信じて、彼らはこれからも歌い続ける。



・松本耕平 MV 「わんねえまきらん」



「沖縄でライブがしたい」という思いから2017年、全くつながりも何もない、

いうなれば0の状態から“100人集めてワンマンライブを行う”という新たな挑戦に乗り出した彼。

それを叶えるために、とにかくいろいろな店に飛び込んで集客したという。


この楽曲のタイトルとなっている『わんねえまきらん』という言葉には、その最中に出逢った。

『わんねえまきらん』とは「我(わん)に(ねえ)負け(まき)るな(らん)」という意味。

つまり「自分に負けるな」という意味だ。


どこか沖縄の空気が漂うそのサウンド感や伸びやかで力強い歌声は、

そんな言葉をすっと心に届けてくれ、踏ん張る力をくれる。

自身にとっても「歌うたびに沖縄のこと思い出す、自分の背中を押してくれる楽曲」

だという1曲なのだから、聴く者にも同様の効果を与えるのは当然だろう。




現在38歳。

今まで音楽活動を続けてこられたのは「お店の方とお客さんの支えのおかげ」だと、彼は話す。

そしてその人たちに恩返しをするべく、今後も歌い続けていく。

彼が支えられていると感じるのと同様に、その想いのこもった音と言葉に支えられている人もまた多いだろう。

そんな想い合いの輪に、自然と入っていく人も、増え続けるはずだ。



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