落ち着いたトークと優しげな声でリスナーを魅了するバーチャルYouTuber、豆瑠璃羽(まめるりは)。


「ゲームと雑談が好きな爆速睡眠系天使Vtuber」の彼女は、2022年3月に動画投稿を開始し、4月には配信デビューも果たした。以降ハイペースに活動を行っており、デビューから3か月ほどでチャンネル登録者数は早くも2000人に達している。


痙攣性発声障害(けいれんせいはっせいしょうがい)という病気を10年前から発症しており、数年前までは声をまともに出すことが出来なかったという彼女。Vtuberの世界に憧れながらも病気のために活動できなかったが、2020年9月に喉の手術をして今の声があり、念願のVtuberになることが叶ったそうだ。


完治はしていないので歌を歌う時は声が出ないトーンがあったり掠れたりもするものの、「歌を歌うことが大好き」と語っている豆瑠璃羽。少しハスキーなその声は彼女らしさ・彼女の個性のひとつとして視聴者からも愛されており、音楽系コンテンツはもちろん、ゲーム配信や雑談配信でも優しく落ち着いた声とトークで視聴者の支持を集めてきた。


確かな個性と魅力を持った新人Vtuberとして、今後要注目の存在だ。




・【オリジナルソング】声をあつめて~新人Vtuber豆瑠璃羽~



2022年7月に公開されたばかりの、自身初のオリジナル曲「声をあつめて」。


痙攣性発声障害のために声が出ず、Vtuberになれなかった頃のこと。皆からの後押しを受けて手術に踏み切ったこと。そして声を得た今の自分があること。それらを歌にしたのがこの曲だという。


Aメロ、Bメロ、サビと展開が進むごとに彼女自身のこれまでの変化が描かれていき、サビでは視聴者との双方向のやりとりが入っている。「取り戻したこの声で どうかあなた救えたら」「あぁこんなにもまだきらめく世界 気づかせてくれたねあなたの言葉」と、振り返りや感謝を綴る言葉が印象的だ。


自身にとって大きな決断だった手術。だからこそ「あの日の私に届け「その道は正しかったよ」」と、過去の自分を肯定するメッセージも含まれている。

豆瑠璃羽という存在をありのままに描き出した、彼女を象徴する一曲として聴いてほしい。



・KING-Kanaria/covered by 豆瑠璃羽【歌ってみた】



自身初めての歌ってみた動画として、デビュー直後の2022年4月に投稿されたKanaria「KING」のカバー。彼女にとっても思い出深い一作だそうで、当時は録音の仕方もまだ分からず、試行錯誤で録音してMIX依頼を出したそうだ。


この時は声があまり安定していなかったため不安もあったとのことだが、ウィスパーな歌い方が原曲のアグレッシブさとはまた違った雰囲気を感じさせるカバーとして、視聴者からは絶賛の声が集まった。そのことで彼女も自信を取り戻し、嬉しい気持ちになったという。


豆瑠璃羽の記念すべき初歌ってみたとして必見だ。


・酔いどれ知らず / kanaria(Cover) ver.豆瑠璃羽【歌ってみた】



こちらもKanariaの楽曲「酔いどれ知らず」の歌ってみた動画。原曲が公開されて聴いたときに一目惚れして絶対歌いたいと思い、すぐに歌ってカバーとして公開したそうだ。


「本当はもっとセクシーな歌い方にしたかったのですが、私の声質だとなかなかに難しく…」と語っている彼女だが、この声と歌い方だからこそのミステリアスな雰囲気を纏っているのも見どころ。視聴者からも賞賛が集まっている。


今回紹介した以外にも複数の歌ってみた動画を投稿している豆瑠璃羽。Vsingerとしての今後の活動にも期待が高まる。




現在の目標は「チャンネル登録者5000人」だという豆瑠璃羽。

この目標に向けて引き続き活動を頑張り、歌ってみた動画もコンスタントに公開し続けていきたいそうだ。


「私もリスナー様も楽しめる配信を目指してまいりますので、気になったらぜひ見に来てください!」と活動への思いを語っている彼女。

豆瑠璃羽のさらなる活躍を見守っていこう。