下関を拠点に活動するミズニ ウキクサ。
メンバーはBa.Vo.の松本愛美と、Dr.たっくんで構成されており、二人は実の姉弟だ。
2017年2月に解散した前身バンド”ヌ・シャボンヌ”での約4年間の活動を経て、
2017年5月に結成、同年10月よりライブ活動を開始した。
結成当時からその音楽性には注目が集まっており、
RO JACK for COUNTDOWN JAPAN 17/18ライブ選考アーティストにも選出された。
さらに活動は進み、翌2018年には1st mini album"散らばる着地点"リリースを兼ねた自主企画を開催。
大成功に収めるなど、着実に力を付けていった。
「人に影響を与えるというよりも、自分が聞きたい音楽や自分が思ったことを表現するだけ」
という志の元、音楽を突き詰めている。
ベルベットブルー/ミズニ ウキクサ
2020年3月4日にアップロードされたオフィシャルミュージックビデオ。
印象的かつ攻撃的、しかしどこかキャッチーなベースリフから幕を開ける
「ベルベットブルー」。
二人のグルーヴが気持ちよく、爆音であるにも関わらず
心地よくリスニングすることができる。
松本のボーカルは芯がある上にキレがあり、
周りの音圧に負けず歌詞を最前に押し出す。
クールで激しい楽曲の中に時折見え隠れする美しさは特筆すべき点だ。
また、映像も非常によく作り込まれており、
演奏だけでなくホラー要素も楽しむことができる。
白を基調にまとめられたメンバーの衣装と、
それに対比する工場の荒廃感。
そして映像後半ではさらに度肝を抜くような
キャストとのコントラストが楽しめる。
「どんなに辛くても。進んでいればその先には明るい未来が
待っているかもしれないからとにかく進もう」
そんなメッセージが込められているという「ベルベットブルー」は、
その希望だけではない説得力がある。
【live】躍動/ミズニ ウキクサ
2021年4月4日にアップロードされたライブクリップ。
2020年8月22日にHAKAchu Studio Presents
音楽の「はこ」にて行われた配信ライブのクリップだ。
楽曲は九州プロレスのテーマソングにもなっており、
この曲をきっかけにプロレスファンに認知されたという。
「今までの自分たちの雰囲気にはない、情熱的な要素が加わって新鮮な楽曲です。
諦めない、戦う、希望、そんなテーマがあります。」と語るメンバー。
ライブ映像からもその熱量が伝わってくる。
作詞作曲ともに松本が手掛けており、
彼女の情熱的な一面を垣間見ることができる作品だ。
【live】バタフライ・リセクト/ミズニ ウキクサ
2021年4月4日にアップロードされたライブクリップ。
2020年8月22日にHAKAchu Studio Presents
音楽の「はこ」にて行われた配信ライブのクリップだ。
自身の好きなアニメキャラの「最終決戦」をイメージして作った作品であり、
静かな怒りと悲しみから解放がテーマだという。
短調、2ビート、ドライブ掛かったベース音。
そのすべてから生み出されるのはどこまでも深い感情のような楽曲。
ライブならではのメンバーの表情は悲しみを解き放つようであり、魅力的だ。
また、これだけ激しい曲を一糸乱れることなく歌い上げる松本の歌唱力、
どこまでもタイトに楽曲を作り上げるたっくんのスキルは筆舌に尽くし難い。
激しいバンドサウンドの中にあり、確かに感じ取ることができる歌謡曲やJ- POPの要素。
絶やさずにさらにブラッシュアップしていって欲しい。
【Official Web Site】
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