ボーカル・水野とギター・ミチマルからなる2ピースバンド、GAME CENTER。
2018年結成。ライブメンバーが複数存在しており、
ライブごとに様々なメンバーが入れ替わり演奏するという特徴を持つ。
1st EP『I HAVE TO GO HOME』を自主レーベル PURE ARROW Recordingsからリリース。
USインディ/エモから強く影響を受けた作品で、現在は完売。
2020年にTOKEI RECORDSに移籍し、1st Single『さよならサバーバン』をリリース。
USインディの影響は残しつつも、日本詞や日本のフォークに影響を受けた新たな方向性を示す一作となっている。
・GAME CENTER - あわれな魂(FUJI ROCK FESTIVAL’20 "ROOKIE A GO-GO")
FUJI ROCK FESTIVAL’20の"ROOKIE A GO-GO"での楽曲『あわれな魂』のパフォーマンス模様。
人との別れや、人生の諦めを書いた同曲は、心の青さが青いまま、
ずっと一定で終わっていく儚さを表している。
「詩を先にもらって、そこから肉付けしていった」という歌詞が、
在りし日の自身の思い出に触れる人も多いのではないだろうか。
自分たちでも「青かった頃を思い出して欲しい」と話す、
いつかの名作ショートムービーのような1曲。
そんな世界観もさることながら同曲は、サウンドも胸にぐっとくるものがある。
シューゲイザーを彷彿とさせる歪みや感情的かつ真っ直ぐなボーカル、
そして心地よくどこか懐かしいメロディーラインに、やられてしまうのだ。
実際、彼らのこの楽曲のパフォーマンスを初めてROOKIE A GO-GOで見て、
そこからファンになったという人もたくさんいる。
・GAME CENTER: 2010 (Official Video)
1st EP『I HAVE TO GO HOME』に収録されている楽曲『2010』。
「結成時のエモ・インディーロックをやるというコンセプトの中でできた曲」というその言葉通り、
USインディ的な粗削りなサウンドとエモの影響が色濃く香るメロディーラインが印象的な楽曲だ。
高音中心の美しいボーカルやコーラスワークも、ただ美しいだけではなく
裏でシャウトしているパートがあるなど、とてもエモーショナル。
そんな荒さと美しさの掛け合わせ方が、改めて新鮮に響く。
繰り返しが多い洋楽的な作りになっており、メロディーが頭に残るというのもポイント。
「オルタナに強いイギリスのエンジニアが金沢に住んでいて、仲良くなってレックしてくれた」
という経緯もあり、音も完全に海の向こうのそれで、言われていないと日本で鳴らされている
音楽だと気が付かない人もいるはずだ。
ちなみに、アコースティック再録バージョンもあるので、
気になった方は是非違いも楽しんでいただきたい。
・GAME CENTER ”さよならサバーバン” (Official Music Video)
2021年3月リリースの1stアルバム『LOVE』収録曲であり、
シングルとしてもリリースされている楽曲『さよならサバーバン』。
「シンガロングパートもあり、一番ライブで盛り上がる曲」
というこの楽曲では、とにかく彼らのポップセンスが光る。
「最初のEPとアルバムの良いとこどりの曲」との言葉通り、
粗削りなインディサウンドと懐かしく響くフォーキーなポップネスが
どちらも存分に発揮されており、洋楽好きから邦楽好きまで幅広く
虜になってしまう要素を持つ。
「周りからはいそうでいなかったと言われる」というが、それも納得できる。
歌詞は良い意味でぼやけており、状況によってどんな形でも当てはまる。
言い換えれば、全てを包み込んでくれる曲だといえるだろう。
今後の展望としてまず頭にあるのは「今年中にシングルをリリースしたい」ということ。
大きな目標としては、
「自分のラジオ番組を持つ」
「フジロックのステージに出演するという、所属レーベルのオーナーの夢を叶えたい」
という2つの目標を掲げている彼ら。
その音は、コアな音楽好きの大人から若い世代まで、どこまででも広がりうるものだといえる。
どこまでも広がっていった結果として、二つの大きな目標が叶っていることも、想像に難くない。
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