愛知県を中心に活動するシンガーソンングライター・鈴木奈津美によるソロプロジェクト、ナツノコエ。
固定のサウンドチームで「日常」にスポットを当てて作成した楽曲をリリースしたり、ライブ活動行ったりしている。
心地のいい音と空間づくりに専念しているというのも特徴的。
・ホットチョコレートミュージック
2022年2月14日にリリースとなった1st Full Album『hot chocolate music』の表題曲『ホットチョコレートミュージック』。
「過去とこれからの変換点になるアルバムだったと思う」と話すそんな同作の1曲目に収録されている楽曲だが、実は制作したのはアルバム収録曲の中でも一番最後だったそうだ。それもあってか、「今やりたいことができている曲だと思う」とも話す1曲となっている。
≪眠い目こするAm7:00(午前七時)≫≪職場までの20分弱 流し見するインスタのストーリーズ≫といった日常を想起させるような歌詞の世界観に、柔らかくて心地よい歌声。そしてグルーヴ感が心地よいサウンドに、キャッチーなメロディーライン。それらはまさにホットチョコレートのように、優しく心を温かめてくれるように聴こえる。
日常に寄り添うような、日々聴きたくなる1曲だ。
・東京ラブストーリー
YouTuberのモリモリ氏が取り上げてくれたということもあり、バズった楽曲『東京ラブストーリー』。「これがきっかけでプレイリストにも入れてくれたり、ラジオで紹介してくれたりした、いろんな人とのご縁があった曲」という1曲だ。そんな同曲も、1st Full Album『hot chocolate music』に収録されている。
“東京”といえば、きっと多くの人が華やかな街だとイメージするのではないだろうか。そして同時に、その中にどこか寂しさを感じる人も少なくないはず。
この楽曲はまさにそんな楽曲だといえるだろう。
東京の街のイメージとリンクするように華やかでカラフルで疾走感があり、そしてダンサブルなサウンド。思わず口ずさみたくなるようなポップネスが光るメロディーライン。そして≪誰か一人いなくなっても風が吹けばかき消されて日常 この街でこの恋心のラスト 1人探してる≫≪もうどんなに待っても続きのないラブストーリー≫という歌詞の描写。
そんな煌めきと切なさのギャップはまさに“東京ラブストーリー”なのだ。
この先の活動について尋ねてみると、「今年はもっとリリースをしていく予定なので楽しみにしていてほしい。今年は『日常と音楽』をテーマに曲を書いていこうと思うので、定期リリースとは別にもっとラフに音楽を届けていきたいなと思っている。また、大きなライブハウスでワンマンできたらいいなと思う」と話してくれた彼女。
リリースも、ワンマンもどちらも楽しみで仕方がないものだ。
是非この先の情報を、逃さずチェックできるように、Twitterなどをフォローしておいていただきたい。
【ライブ情報】
2022/8/14@豊橋club.KNOT
「真夏の大恐竜2022」
出演:ナツノコエ/TRIPLANE/FUNKIST/セックスマシーン!!/ケミカル⇄リアクション/あたまの中は8ビット/ユタカノハシ/リーマンZOO/LASTGASP/Blue Light Call/RYO TAKAKURA/DJダイノジ
チケット予約:t.livepocket.jp/e/07hxz