生々しく人間らしい愛憎を歌うアーティスト、LOVESIX。


「ねじれた愛を歌うソロシンガー」のLOVESIXは、YouTubeやTikTok、Twitterなどインターネット上を中心に活動。

ネオンポップ、シティポップ的なサウンドにリアリティのある等身大の詞世界を乗せ、それをハスキーな歌声で歌い上げることで自身の音楽世界を築き上げてきた。


アーティスト名の由来は「LOVESICK(恋煩い)」から。

YouTubeのチャンネル登録者数は1万人を、MVの総再生回数は100万回を突破するなど大きな支持を集めており、現在のインターネット音楽シーンにおいて、さらなる活躍が期待される要注目シンガーとなっている。




・アイビー/LOVESIX



LOVESIXの代表曲のひとつで、MVの再生回数が31万回を突破している「アイビー」。

概要欄コメントによると「ヒモ男の歌」だというこの曲は、ある男女の退廃的な関係を、男性側の視点から描いている。


惰弱な感情と歪な愛情を歌う生々しい言葉の数々は、弱さがありのままに吐露されているからこそ共感性の高いドラマを生んでいる。

メロディアスな曲調も合わさって、耳に心地よくも強烈な印象の残る、中毒性の高いナンバーに仕上がっている。

本人曰く「今思っても、この曲の世界観をよく作れたなと思う曲」だそうだ。


アーティストとして上手くいっていなかった状況を打開してくれた曲でもあるそうで、思い入れのある代表曲として「いつか実写MVも撮りたい」と語っているLOVESIX。

シンガーとしての彼を知る上で、まずこの曲を聴いてみてほしい。




・愛分からず/LOVESIX



2021年11月に公開された「愛分からず」は、冷めてしまった「あなた」との愛を女性視点で綴ったナンバー。


愛の終わりを歌った楽曲ながらそこに未練やネガティブさは微塵もなく、縋ってくる「あなた」を笑って突き放しながら前に進む清々しい歌詞の物語が、聴き手を爽やかな気分にさえさせてくれる。

飽き飽きするような関係、ため息の出るような愛を経験したことのある人なら、誰もが共感できること間違いなしだ。


そんな詞世界に軽快かつグルーヴィーなビートやキャッチーなメロディ、アッパーなアレンジが合わさって、攻めのキラーチューンとして聴かせてくれるこの曲。

LOVESIXの独特な感性やセンスが表れた一曲として必聴だ。




・空っぽな私に詰め込んで/LOVESIX



2022年6月に投稿されたばかりの最新楽曲「空っぽな私に詰め込んで」。

貪欲な愛を歌いながらも、テンポのいいサウンドが歌詞の物語をあくまで軽快に聴かせてくれる。


この聴き味もLOVESIXの作品の魅力のひとつ。

本人曰く、この曲はトラックの完成度も含めて特にお気に入りの楽曲なので、ぜひ聴いてほしいそうだ。


また、先に紹介した2曲も含め、多くの楽曲でイラストレーターのさや氏の一枚絵を使用したシンプルなMVが特徴となっている。

「最小限のものでイメージしてほしい」からこそ、情報量を研ぎ澄ませたMV作りを意識しているという。

視覚的にも統一感のある、LOVESIXの音楽世界に入り込んでみてほしい。




今後の活動に関して「どんどん新しい取り組みを行なっていくので楽しみにしていてほしい」と語っているLOVESIX。

ファンに驚いてもらうためにも楽曲のアイデアを多方面から出していきたいと考えているそうなので、さらなる新展開に要注目だ。


7月末にも新曲のMV公開と配信リリースを予定しているそうなので、今から期待しよう。