作詞・作曲・編曲・イラスト・グッズ・動画制作を一人で手がける、
オールセルフプロデュースのシンガーソングライター、今井舞衣。
愛知県出身で、現在は都内を中心にライブ活動を行っている。
高い歌声と激しいギタープレイが特徴。
また、じっくりとメロディーや歌詞を聞かせる楽曲から、
ボカロサウンドを思わせるような攻撃的なサウンドの楽曲など、
様々なテイストの楽曲を作る音楽的な幅の広さも特徴の一つであり、魅力。
名前が回文になっていることから、トレードマークはトマト。
・今井舞衣 MV "ダリア"
ライブの定番曲であり、ライブでは1曲目に歌うことが多いという楽曲『ダリア』。
≪踊り方も知らない二人は手さぐりで慰め合って ダリア≫
≪踊り方を知ってしまったら二人は二人に戻れない ダリア≫
と歌うサビのメロディーラインの耳なじみの良さと軽快さが印象的な楽曲。
サビのメロディーラインには、比較的に穏やかに展開されるAメロやBメロと比較して
ぐっと加速する感じがあり、一気に引き込まれる。
聴き終わった後も口ずさみたくなるようなメロディーラインだ。
描かれている二人の関係性の曖昧さもまた、この楽曲の魅力の一つだろう。
そんな関係性やサウンド感などに、大人のムードが漂う。
・今井舞衣 MV "貴方の犬になりましょう"/ I would be your DOG
アコースティックギターをかき鳴らしながら、
ラップ調ともポエトリーリーディング調ともいえるメロディーを歌う楽曲
『貴方の犬になりましょう』。
一見トリッキーで、エキセントリックにも見えるタイトルだが、
≪私が離れていきそうになったら見せかけの愛を与えるんだ≫
≪とっくに気付いているのに それでも私は餌に食らいついていく≫
と、その実ここで描く世界観には切なさが香る。
しかしただ切ないだけではなく、従順な犬になりましょうと言いながら、
≪忘れないで獣なの≫と強い一面を見せるところが面白い。
・【M/V】ドメスティックピンク
パーカッションも響くリズミカルなサウンドと、
終始キャッチーでセンチメンタルなメロディーラインが印象的な楽曲『ドメスティックピンク』。
甘さと辛さの描き方が絶妙だというのが、この楽曲の一つの魅力だろう。
たとえば≪大事に大事にと育てられた花の色はピンク≫≪華やかに色づいて咲き誇る≫
と歌うところではその歌声の甘さが際立ち、≪泥だらけの口で嘘ばっか吐かないで≫
と歌うパートではどこか嘆くような辛さがある。
それぞれ世界観・言葉とリンクするような歌声で届けているから、
女の子らしさとの葛藤を描く楽曲の世界観の中に入り込んで聴くことが出来るのだ。
そして後半に関しては「その楽曲達でミニアルバムを制作し、近々リリースを予定しているのでお楽しみに」
とのことだ。続報に期待しておこう。
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