ピアニスト、近藤毬生。
1歳半より絶対音感教育を受け、3歳よりピアノをはじめる。
桐朋学園大学ピアノ専攻を経て、同大学院修士課程在籍中。
第2回日本ベートーヴェンコンクール第2位、
日本ピアノ研究会第11回オーディション南関東グランプリ及び横浜市長賞受賞のほか、
海外においてもⅡ. Danubia Talents Liszt International Music Competition(イタリア)、
Franz Liszt Center International Piano Competition (スペイン)にて各第3位を受賞。
迫力ある技巧的演奏が好評で、大学在学中より都内にてフランツ・リスト作品を
中心とした超絶技巧によるソロリサイタルを多数開催している。
クラシック音楽を演奏する傍ら、メタルやポップスも好み、
これまで計13組のアーティストのサポートや作編曲を手掛ける。
・近藤 毬生 ピアノリサイタル 2021.02.11
2021年2月に武蔵野スイングホールで開催したピアノリサイタルのダイジェスト映像。
「最も感情の波が合う」というリスト作品を主に演奏。
そこでは観客からも「彼女のピアノは、リスト作品において最も音楽的に演奏される」
と語られるように、歌心や情景を感じる、聞き入ってしまうような演奏を聴かせている。
またそれだけではなく、ピアノ素人目線ながら明らかに難度の高そうなフレーズであっても、
音の一粒一粒がしっかりとはっきりと聞こえてきて、なおかつ瑞々しいという点にも注目したい。
超絶スキルをベースにして、音楽的な演奏を聴かせるピアニストだということが分かるだろう。
・近藤毬生:Piano Inst. "All Things Must Pass"
こちらはオリジナル楽曲3曲のダイジェスト。
彼女のオリジナル曲や提供作品は、幅広いジャンルの音楽を経験した
ピアニストにしか作れない独特の和音や意外な展開が好評を博している。
そしてそれは、この3曲のダイジェストからも伝わってくる。
キャッチーで耳なじみの良い歌心がありながらも、
時折ハッと目が覚めるような音が飛び込んできたり、
ぐっと表情を変える展開が訪れたりするのだ。
演奏が上手なピアニストが、必ずしも優れた作曲家とは限らない。
しかし彼女はそのどちらでも非凡なものを魅せる、稀有な存在だといえる。
・久石譲:あの夏へ(千と千尋の神隠し)
アニメ映画“千と千尋の神隠し”の楽曲『あの夏へ』の演奏模様。
曰く「ここまでピアノの繊細さが映える曲はそうそう無く、自然と歌が湧き出てきた 」という演奏だ。
その言葉通り、煌めく歌心で楽曲の持つ表情を深いところから引き出している。
繊細な抑揚・緩急の中にどんどんと引き込まれ、気が付けば目の前に景色が広がるのだ。
自身の在りし日の夏を思い出し、ぐっとくる人も多いのでないだろうか。
自身のYouTubeチャンネルではほかにも、
『古畑任三郎メドレー』や『刑事ドラマメドレー』といった、
なじみある楽曲のピアノカバーも行っている。
この演奏に引き込まれたら、是非そちらも合わせてチェックしてみていただきたい。
9月にはオールリストプログラムのピアノリサイタルを開催予定だ。
リストを研究する大学院生活としての集大成とのことなので、是非直接その演奏を体感しにいっていただきたい。
先述の通り、きっと上質な時間となるだろう。
いつも10分を超えるという MCを堪能できるのもまた、彼女のリサイタルの魅力だ。
今後については、「自分のやるクラシックを磨き、将来も演奏家としての活動を拡げ続けたい」と話してくれた。
そんな彼女のこれからには期待が高まる一方だ。
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【演奏会情報】
2021.09.11(土)
・公式ホームページ:https://marina-kondo.com
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