都内を中心に活動するポジティブ系ポップエレクトロックユニット、CiTLiNe(シトリン)。

メンバーはVo. 紫音と Gt. tsuneの2名編成。ポジティブで元気な曲からロックでダークな曲まで、幅広い楽曲性を武器に活動している。


元々は2017年に、より多人数のバンドとして結成し、活動開始。その後、メンバーの脱退が相次ぎ活動も滞ってきてしまったが、2人だけになった際に「むしろユニットのほうがフットワークを軽くやっていけるんじゃない?」と思い立ち、2021年頃から2名体制で活動するように。


もともとポップロックをプレイしていたが、2人用にアレンジの方向性を変更。エレクトロ・サウンドを大胆に取り入れることとなった。


作詞はヴォーカルの紫音が担当。元来ネガティブな人間だったため、リスナーはもちろん自分へのエールも込めての「みんなに元気になってほしい」という思いから、ポジティブ系ポップロックというコンセプトのもとで作詞を行っている。


紫音はシンガーソングライターのYUIの影響で音楽を開始。一方でtsuneはハードロックを中心とした洋楽に傾倒。そんな別々なルーツを持つ2人を繋げているのが、90年代以降のJ-POPやアニメソングの数々。抑揚のあるキャッチーなメロディーラインには、そういった要素が多分に感じられる。

最近、CiTLiNeの楽曲が、インドのiTunesのJ-POP部門で突然チャート2位を獲得。しかしどういった経緯でチャートインを果たしたかはまったくの不明。メンバーもその事実を知りただただ驚いたそうだが、彼らの音楽が持つキャッチーさは国境を超えるということを証明してみせた。

現在は映像チームとともにYouTubeの番組も充実させ、多方面への発信を続けている。



・【MV】未完成スティムレイト / CiTLiNe【オリジナル】



「ユニットの代表曲であり、アニソン感のあるキャッチーさがウリ」と話す楽曲『未完成スティムレイト』。


その言葉通り、イントロやメロディーラインのキャッチーさは、どこか2000年代ごろのアニメOPを思わせる。サビはそんなキャッチーさをさらに突き詰めた仕上がりになっていて、楽曲が鳴り終えた後にも、思わず口ずさみたくなってしまう人は多いだろう。


ラップ的なパートもあるなど、展開も面白く、何度聴いても飽きないというのも大きな魅力だ。


歌詞については「完璧じゃない未完成な僕ら(CiTLiNeとリスナー)が作り上げるこのステージって歪だけど最高じゃない? 一緒に楽しまなきゃ損じゃない? とライブでの心情を歌っている」とのこと。


キャッチーさを楽しむも良し、歌詞をじっくり堪能するのも良しなこの楽曲は、「ぜひこの曲を覚えてライブに来てほしい」とも語るように、ライブ映え抜群というのも特筆すべきポイント。サビでジャンプをする場面があり、そこも併せて楽しんでほしいとのこと。



・【MV】バロメーター / CiTLiNe【オリジナル】



「バンドアレンジver.の音源を使用したMVで、ユニットとは違うロックサウンドとなっている。CiTLiNeのバンドとしてのかっこよさが詰まっている。切り替わりが激しい映像にも注目してもらいたい」。そんな風に紹介する作品『バロメーター』。


ビリビリ来るようなパンチ力のあるバンドサウンドと、そんなバンドサウンドに負けないくらいのパワフルな推進力を感じるヴォーカル。そして確かに90年代以降のアニメソングやポップソングともリンクするような、抜群にキャッチーなメロディーライン。


ありそうでないといえるような、大衆性がありながら、ディープな音楽好きにも響く1曲となっている。


・【MV】IntroductioN / CiTLiNe 【オリジナル】



『IntroductioN』というタイトルからも連想できるように、同曲は“メンバーの自己紹介”という、この音楽性を鳴らすユニット・バンドとしては珍しい楽曲となっている。「ギターのtsuneが歌っているところにも大注目。知らない人はまずこの曲から聴いてほしい」というのも納得の1曲だ。


パワフルに突き抜けていくという大きな魅力・武器を持つヴォーカルの紫音。この楽曲でもその片鱗はうかがわせるが、サウンドも相まってより可愛らしく聴こえる歌声で描かれているのが特徴的。tsuneのパーティー感のある歌声も、良いアクセントになっていることは間違いない。


意外なほどにポップで可愛らしい同曲によって、CiTLiNeの音楽性の幅広さが感じられるだろう。




「アルバムのリリースができるように、制作活動を進行している。来年にはワンマンライブをやりたいと思っているので楽しみにしていてほしい」と、この先の展開について言及してくれたCiTLiNe。


「バンドとしての夢はアニソンのタイアップと全国ツアー。いつかはホールクラスの会場でワンマンを回れるように頑張っていきたい」と、大きな目標も明かしてくれた。音楽性の幅が広く、魅力的な歌声を聴かせ、さらにキャッチーな大衆性も感じさせるCiTLiNeの音楽は今後、もっともっとたくさんの人に届くはずだ。


少なくとも、改めて注目しておくべき存在であることは間違いない。



【リリース情報】


ユニットとして初のデジタルシングル

「イントロダクション」
各サブスクにて配信中

01. IntroductioN
02. Neo_CRUSH★PARTY
03. Awa_Q?

URL:https://linkco.re/aurMgtHD?lang=ja



【ライブ情報】


6/14(水)@六本木unravel tokyo

7/1(土)@目黒ライブステーション
10/20(金)@都内

※各公演の詳細はTwitterにてご確認ください