都内を中心に活動するポジティブ系ポップエレクトロックユニット、CiTLiNe(シトリン)。
元々は2017年に、より多人数のバンドとして結成し、活動開始。その後、メンバーの脱退が相次ぎ活動も滞ってきてしまったが、2人だけになった際に「むしろユニットのほうがフットワークを軽くやっていけるんじゃない?」と思い立ち、2021年頃から2名体制で活動するように。
作詞はヴォーカルの紫音が担当。元来ネガティブな人間だったため、リスナーはもちろん自分へのエールも込めての「みんなに元気になってほしい」という思いから、ポジティブ系ポップロックというコンセプトのもとで作詞を行っている。
・【MV】未完成スティムレイト / CiTLiNe【オリジナル】
「ユニットの代表曲であり、アニソン感のあるキャッチーさがウリ」と話す楽曲『未完成スティムレイト』。
ラップ的なパートもあるなど、展開も面白く、何度聴いても飽きないというのも大きな魅力だ。
歌詞については「完璧じゃない未完成な僕ら(CiTLiNeとリスナー)が作り上げるこのステージって歪だけど最高じゃない? 一緒に楽しまなきゃ損じゃない? とライブでの心情を歌っている」とのこと。
キャッチーさを楽しむも良し、歌詞をじっくり堪能するのも良しなこの楽曲は、「ぜひこの曲を覚えてライブに来てほしい」とも語るように、ライブ映え抜群というのも特筆すべきポイント。サビでジャンプをする場面があり、そこも併せて楽しんでほしいとのこと。
・【MV】バロメーター / CiTLiNe【オリジナル】
「バンドアレンジver.の音源を使用したMVで、ユニットとは違うロックサウンドとなっている。CiTLiNeのバンドとしてのかっこよさが詰まっている。切り替わりが激しい映像にも注目してもらいたい」。そんな風に紹介する作品『バロメーター』。
ビリビリ来るようなパンチ力のあるバンドサウンドと、そんなバンドサウンドに負けないくらいのパワフルな推進力を感じるヴォーカル。そして確かに90年代以降のアニメソングやポップソングともリンクするような、抜群にキャッチーなメロディーライン。
ありそうでないといえるような、大衆性がありながら、ディープな音楽好きにも響く1曲となっている。
・【MV】IntroductioN / CiTLiNe 【オリジナル】
『IntroductioN』というタイトルからも連想できるように、同曲は“メンバーの自己紹介”という、この音楽性を鳴らすユニット・バンドとしては珍しい楽曲となっている。「ギターのtsuneが歌っているところにも大注目。知らない人はまずこの曲から聴いてほしい」というのも納得の1曲だ。
パワフルに突き抜けていくという大きな魅力・武器を持つヴォーカルの紫音。この楽曲でもその片鱗はうかがわせるが、サウンドも相まってより可愛らしく聴こえる歌声で描かれているのが特徴的。tsuneのパーティー感のある歌声も、良いアクセントになっていることは間違いない。
意外なほどにポップで可愛らしい同曲によって、CiTLiNeの音楽性の幅広さが感じられるだろう。
「アルバムのリリースができるように、制作活動を進行している。来年にはワンマンライブをやりたいと思っているので楽しみにしていてほしい」と、この先の展開について言及してくれたCiTLiNe。
少なくとも、改めて注目しておくべき存在であることは間違いない。
ユニットとして初のデジタルシングル
6/14(水)@六本木unravel tokyo
※各公演の詳細はTwitterにてご確認ください