岡山発のシンガーソングライター、しおん。

子どもの頃から音楽が好きでガールズバンドなどで歌ってきたという彼女は、

大学でピアノ弾き語りに触れ、やがて自身でも曲作りを行うように。

現在は地元岡山を中心に関東関西で幅広く活動し、

ピアノ弾き語りスタイルによる優しい音楽表現で世代も性別も問わず聴き手の心を掴んでいる。

2020年にはエンターテイメントチャレンジプラスで準グランプリを獲得し、

2021年1月23日には1st Single「ここからの足音」をリリース。

同日には地元のライブハウス倉敷REDBOXでリリースライブも開催するなど、

アーティストとして着実にステップアップを続けている。

岡山から全国へ、着実に支持を広げているシンガーソングライターだ。

2021年4月にMVが公開された楽曲「F値」は、自身も「しおんらしさが出るようなバラード」と語っている。

歌詞で歌われているのは、上手く行かなかったことやコロナ禍でのモヤモヤなど多くの苦悩がありながらも、

それでも前を向くという決意。

飾らない言葉選びと、耳に残るキャッチーなメロディが彼女の透明感のある歌声に乗って聴き手に届いてくる。

活動初期からの楽曲だという「メロディに乗せて」は、ライブなどで

聴き手もノリやすいアップテンポな演出や曲構成を意識しているという。

音楽の楽しさをストレートに伝えるシンプルな詞世界と

疾走感のあるサウンドやメロディが、聴き手を選ばない魅力を放っている。

先に紹介したバラード調の「F値」とはまた違った個性を見せる一曲として必聴だ。

自身が一番最初に作曲したという「ワタシイロ」。

タイトルにも表れているように、「人には自分のイロがある」というテーマを歌い上げている。

自分らしさを見つめ、自分を肯定して前を向く。

そんな優しいメッセージとストーリーは、聴いていてポジティブな気持ちにさせてくれる。

この時点で彼女のアーティストとしての個性や魅力がしっかりと確立されている点にも注目だ。