ピアニスト・作編曲家、桃瀬茉莉。

「心を癒すヒーリング・ジャズ・ピアノ」をテーマに、心に響く美しいメロディを大切に、

季節の移ろいや空の表情をドラマチックに描いたオリジナル曲を作り、届けている。

神奈川県出身。2歳よりピアノを始め、桐朋学園大学音楽学部入学後より全国各地で演奏活動を行う。

クリス・ハートのバックにてNHK『SONGS』等に出演するなど数多くのアーティストと共演。

これまでに自身の作編曲作品として11枚のCDをリリースし、毎年リリースツアーも行っている。

自身のプロジェクトでの活動は、ピアノソロからジャズトリオ、室内オーケストラ編成など様々なスタイルで発信。

名古屋フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のメンバーらと

『桃瀬茉莉ヒーリングジャズオーケストラ』も結成。

ヒーリング・ジャズとは、美しいメロディを大切にしたクラシックの要素やヒーリングミュージックをベースに、

ジャズのハーモニーやアドリブを取り入れた、桃瀬茉莉によるクロスオーバーな音楽スタイル。

その自由な音楽は、ジャンルの架け橋となっている。心を癒す音楽で多くの人に寄り添い、

音楽の持つ力で今を生きる人々の心の癒しとなる場所を作るべく音楽活動を行っている。

2020年10月、日経モーニングプラスFT(BSテレ東) エンディングテーマに楽曲『雲をぬけたら』

(アルバムAcross the sky)のタイアップが決定、2年目放送中。

2021年、さらに新たなジャンルへの挑戦として『アーティスティック・ラボラトリー』を始動。

ヒーリングジャズの枠に収まらない楽曲作りや新たな楽器クロスストラングハープに挑戦し、

より創造性の高い音楽を求め精力的に活動中。

クラウドファンディングを通して、ホールでのストリングス大編成でのレコーディングを実現した

10周年記念アルバム『Voyage〜夢の途中〜』収録曲『Falling leaves』。

心を癒すような透明で瑞々しい音色。

それによって奏でられるどこか切なげなメロディーラインには秋の空気感を覚える。

さらにはストリングスによって広大なムードが広がり、まるでMVさながら、

秋の森の中で音楽を聴いているかのような感覚を味わうことが出来る１曲だ。

メロディーラインは切ないだけではなく、

ストーリー性も感じるドラマチックなものになっているので、

聞いているとどんどんとその世界観に没入することが出来る。

その没入感もまた、ヒーリングに繋がっているといえるだろう。

コロナ禍においてふさぎこんでいる人の為に制作したと話す、2020年９月リリースのアルバム『水色』。

この楽曲『透明な時間』は、そんな同作の収録曲だ。

心に寄り添うような優しい音色と透明感。

それらは不安によってとげとげしくなってしまった誰かの心の、

その棘を少しずつ丸めていってくれるように響く。

メロディーラインには柔らかい光を纏った空気があるので、

聞いているうちに視界が明るくなっていく感覚を覚える方も多いのではないだろうか。

押しつけがましく眩い光を見せるのではなく、隣にそっと寄り添い、優しく照らしてくれる。

そんなこの音楽に、救われる。

先の通り彼女は、活動10周年記念アルバム『Voyage～夢の途中～』にて、

ストリングス編成でのレコーディングを実現した。

この映像は、そんな同作のメイキング映像だ。

ストリングス編成のアルバムならではの音の広がりや吸引力、没入感などが、

どのように生まれていったのかが、このメイキングを見れば分かるだろう。

時にアイデアを出し合いながら進めていくその様子は、聞く音楽にさらに説得力を与えてくれる。

そうしてさらに引き込まれるのだ。

コロナの影響で一時期ライブが少なくなっていた彼女。

「音楽をプレゼントしたいという気持ちがきっかけ」で、毎週土曜日には配信ライブを始めた。

そんな配信ライブは「行ったことがない県の方たちも見てくれ、ライブで初めてお会いする方も増えた」と、

素敵な出会いに繋がっていったという。

今後は「ヒーリングジャズだけではなく、新しい音楽に冒険していきたい」とも話してくれているので、

この先の活動にも要注目だ。

【リリース情報】

「心を癒すヒーリング・ジャズ・ピアノ」をテーマに音楽を作り届けるピアニスト・作曲家/桃瀬茉莉による、ピアノソロ・アルバム。

先の見えない不安や焦りの日々の中、美しく変わらないものへ想いを馳せ、心癒される時間となればという想いを込めて作られた作品。

チェコの老舗ピアノメーカー「ペトロフ」の温かくロマンチックな音色と、美しいメロディとハーモニーで、せわしない日々に癒しの

ひとときを。

【ライブ情報】

＠池袋 Apple Jump