2003年8月20日、札幌にて結成したロックバンド、月光グリーン。
新劇場版『頭文字D』の劇中歌から札幌パークホテルのウェディングソングまで、幅広い楽曲ワークを行う。
・月光グリーン「全力疾走」
“汗ダク感情ロックバンド”として活動している月光グリーン。
コロナ禍においては、やはりライブやさまざまな活動が難しくなってしまった。
この楽曲は、「そんな中で作った自分達の原点の気持ちのような曲」だという。
同曲には「大人になると、何事においても昔はもっと全力だったよな、と思い返すことが多くなる。
でも、時が経っても当時持っていた気持ちがなくなるわけではない」
「相手がどう思うかを考えることも大切だけれど、もっとストレートに自分の気持ちを発信していきたい!」
という思いが込められている。
たとえば冒頭、「ワクワクしよう!」というフレーズで始まるのは、気持ち良さを求めた結果だ。
楽曲全体に、忘れかけていたワクワクするような気持ちを思い出させてくれる勢いと爆発力があり、どうしたって昂る。
気持ちが上がりづらい昨今だが、少なくともこの楽曲を聴いている間だけは、
いつかの自分のようにアツいワクワク感を抱くことが出来るだろう。
自分たちでも、「昔を懐かしんだり、社会に流されてしまったり、こんな世の中で気持ちが下を向いてしまったり。
そんな人にきいてもらいたい」と話す一曲になっている。
近年、表現者として、音源だけではなく、MVやグッズなどすべてが自分達の作品だと強く思うようになったという彼ら。
「自分が描いている世界観を一番正しい形で表現できる」と思い、今作はMVもすべて自分達で制作している。
そんなMVも力強く、ワクワク感を煽っている。
・月光グリーン「漢道」リリックビデオ
「まっすぐ、ストレートに自分の信念を書いた」と話す楽曲『漢道』。
ずんずんとした力強いバンドサウンドに乗せて
「“正直者が馬鹿を見る”という言葉がある。もちろんそれはこの世の中において確かな部分もあるけれど、
(自分は)誰かが見ていなくても気高く生きていく。誰かから認めてもらうのではなく、自分自身で肯定させたい。
その思いがあれば報われる」という信念を歌い上げる。その思いもまた、バンドサウンド同様に力強い。
まるで思いを叫びあげるかのようにぶつける歌声は、エネルギーのかたまりだ。
そのエネルギーに、そしてまさに“男”ならぬ“漢”だといえるその信念に、感化される人も多いのではないだろうか。
聴いた人を揺り動かすだけのパワフルさ、エネルギッシュさが、この楽曲には間違いなくある。
・月光グリーン「どうかしてるぜ」リリックビデオ
先の楽曲『漢道』同様に、自分の信念を歌っている楽曲『どうかしてるぜ』。
信念を歌うのは「自分の気持ちは音楽で発信するべき。作品で伝えていく」という思いがあるからだ。
『漢道』がまっすぐな表現の曲だったのに対してこの楽曲は、
≪みんなやってる事だって言い聞かせて 悪魔すらもかすむぜ≫
≪それでいいのか?そのまま死ぬか?≫
と、ロックの精神、いうなれば反発心を感じる表現の曲となっている。
サウンドも重たさの中に攻撃的な前進力を感じる、
切れ味のあるサウンドに仕上がっていて、その音と言葉が突き刺さる。
きっとそれに刺激を受けて、自分を見つめなおしたくなる人もいることだろう。
そんな風に聴く人一人一人に影響を与えて、それがいつしか社会全体に影響を与えていく。
そうなればきっと、この世の中もより魅力的になるだろう。
そんなことを想像してしまう1曲だ。
「奇をてらわず、長く人々に聞かれる楽曲を作っていく。そのためにはメロディと歌詞が大切だと思う」
と、この先も楽曲に対して真摯に取り組みつづける。
【リリース情報】
「We are GEKKO GREEN!」
【ライブ情報】
◆新琴似音楽際2021◆
プラットホームリンク:https://www.youtube.com/channel/UCjKha8aQ-uDKHgLnNOuFBPA/featured
出演:月光グリーン、Dr.NY、田高健太郎