茨城県は水戸市出身のシンガーソングライター、磯山純。
定期的に茨城県民文化センターでワンマンライブを行っているというのも一つの特徴で、
2014年・2015年には2年連続、大ホール(1,500人)公演を成功させた。
自身の楽曲『パズル』は、千葉ロッテマリーンズ涌井秀章投手の登場曲に採用され、ファンが選ぶ登場曲 1位に選出。
また、サッカーJ2水戸ホーリーホックの応援歌『Ole ホーリーホック~葵魂見せてやれ』、
水戸ヤクルト販売株式会社50周年記念ソング『seeds』、B1茨城ロボッツ公認応援歌『Let’s go!』、
第一生命水戸支社 93rd Anniversary song『誰かの幸せ』など、地域にゆかりのある様々な企業やチームへの楽曲制作も行っている。
高校生の時から音楽を始め、26歳のころまでは二人組で活動。
その後しばらく音楽からは離れていたが、東日本大震災で街に人がいなくなり、
大好きな街の魅力がなくなってしまうのではないかと考え、そこに人が来てくれるように歌い続けることを決意。
その感覚はコロナ禍においても生じ、「みんなの心が疲弊しないように」という思いで、5枚目のアルバム『Sing for you』を制作。
『あなたに逢いたくて~Missng you~/松田聖子』などの数々のヒット曲を生み出してきた小倉良氏プロデュースの第二弾となる同作は、
2021年12月にリリース。さらに収録曲が11月より先行して配信予定となっている。
・サヨナラは2人のレイニーデイ
2021年12月リリースのアルバム『Sing for you』の1曲目に収録されている楽曲
『サヨナラは2人のレイニーデイ』。11月12日から先行配信予定。
しっとりと降る雨を思わせるような、穏やかな中に切なさを覚えるサウンド感。
どこか懐かしさを感じるメロディーラインと感情描写が抜群の歌声。
それがあわさり奏でられる同曲では、まるで映画を見ているかのようにシーンが目に浮かび、
登場人物の思いが伝わってくる。
そして≪最後の言葉 僕から言わなくちゃ≫と歌う歌詞には、相手を想う強い愛が描かれる。
もちろんそれは切なく響くものなのだが、愛の強さゆえに、どこかほっこりした気持ちでも聴けるだろう。
切ないのに、何とも優しい気持ちになれる1曲だ。
・Special Lady
こちらは、跳ね感のあるメロディーラインや、現代的なシティポップや
そのルーツとなった音楽を思わせるような洒落たサウンド感が印象的な、心躍る1曲だ。
その音やメロディーはとてもカラフル。
しかもそれはギラギラした目に痛い彩度のものではなく、豊かな色味で彩色されたもの。
だから気分を上げてくれるだけではなく、心地良く聞くことが可能なのだ。
このドキドキ感やワクワク感は、きっと漠然と気分が下がっているだけの人のことも、
明確に嫌なことがあって気分が下がっている人のことも、どちらも持ち上げてくれるはず。
・愛がめぐるまで
こちらもアルバム『Sing for you』収録曲。12月17日より配信予定となっている。
穏やかなトーンの鍵盤と優しくも感動的なメロディーラインに、
寄り添うようでもあり包み込むようでもある歌声が乗る、心に響く1曲だ。
そんなこの楽曲で描かれているのは、とても大きな、温かい愛。
メロディーラインやサウンド、歌声だけでも心は満たされた気持ちになるが、
紡がれる世界観がさらにそれを強いものにする。
きっと聞いていて、自身の愛する人に会いたくなる人も多いのではないだろうか。
そんな風に、溢れる愛が連鎖していくというのも、この楽曲の特徴だ。
【ライブ情報】
出演:磯山純(ボーカル・ギター)小倉良(ギター)昼田洋二(サックス)
山岡恭子(キーボード)林由恭(ベース)小久保 "bon" 里沙(ドラム)
【リリース情報】