飛空艇で冒険するMina隊長と乗組員(プロジェクトメンバー)により編成される、ガールズ・スチーム・メタル楽団、FATE GEAR。


Guitar:Mina隊長、Drums:Haruka、Bass:NINO、Keyboards:Yuriをレギュラーとし、

作品ごとに国内外問わず様々な女性メタルアーティストとコラボしている。

スチームパンクをテーマとした世界観は海外でも評価され、これまでに6カ国、

約30回に及ぶ海外飛行(ライブ)を行っている。


2015年6月、高崎晃、Taiji(ex.X JAPAN), BABYMETALなどと競演歴のあるMina隊長(Guitarist, Composer)を中心にバンド活動開始。

2017年6月、キーボーディストYuriとドラマーHarukaがプロジェクトメンバーとして加わる。

この頃より現在のようなプロジェクト形式となった。

2018年4月、3rdアルバム『7 years ago』がオリコンインディーズ・週間チャート10位にランクイン。

2019年1月、EP『Headless Goddess』を発売すると、

ディスクユニオンオンラインHR/HM国内盤チャート1位・オンライン総合チャート2位を記録。

3月から5カ国12公演に渡る初のヨーロッパツアーを行い、

10月には楽曲『MEGABULLETS』がNetflixアニメ『ケンガンアシュラ』とタイアップ。

闘技者・御雷零のテーマとして使用された。

さらにロンドンで初めて行われた日本のメタルバンドのみによるフェス『Metal Matsuri』にも出演。

2020年には6カ国14公演にわたる2度目のヨーロッパツアーを敢行。

この2021年にも1月に『The Sky Prison』『Scars in my Life -English edition-』を連続リリースし、

国内、海外向けCDショップでメタルやインディーズチャートの1位を数週にわたり独占するなど、精力的に活動を展開。

2月に発表したMV『The Sky Pirates』は公開約3か月で100万再生を突破した。


そして7月にはベーシストNINOがプロジェクトメンバーとして加入。さらなる活躍に期待が高まっている。




・Scars in my Life英語版 ライブMV ガールズメタル楽団FATE GEAR



フルアルバムと同月にリリースしたEP『Scars in my Life -English edition-』に英語版として再収録した1曲。

演奏も再録されている。英語版のリリースに至ったのは、「過去に海外ツアーも行い、外国のファンの方が増えたため。

なかなか現地に行けない今、音源として楽しんでもらえるように」という思いからだ。


楽曲『Scars in my Life』は、日本語バージョンでも確かな推進力と爆発力を感じる楽曲だ。

そこに日本語の響き・耳なじみの良さからくるようなキャッチーさが乗るから、メタルファン以外にも届きうる作品になっている。

その英語バージョンであるこちらは、英語ならではともいえるパンチ力と、持ち前のキャッチーさが融合しているのが面白い。

洋楽でも邦楽でもない、新しい感覚で聞くことができるのではないだろうか。


MVはライブMVとなっていて、フランスのコンベンションに出演した際の映像が用いられている。

このMVからも見て取れる通り、「フランスは日本の文化が好きな方が多く、外国のイベントだけれどとても会場は温かった」という。

熱量の高いFATE GEARのライブの雰囲気を感じられる映像となっているので、是非耳だけではなく視覚的にも楽しんでいただきたい。



・Battle Against Justice (Single ver.) - All-female steampunk metal FATE GEAR



2021年1月にリリースしたコンセプトアルバム『The Sky Prison』収録曲『Battle Against Justice』。

アルバムにはストーリーがあり(あらすじはアルバムに掲載。また、歌詞からも分かるようになっている)、

この楽曲は主人公が乗る空賊船と軍隊が戦う際の、”戦いの曲”がテーマとなっている。


それだけにアルバムの中で一番激しい曲であり、「アニメの挿入歌みたいなイメージ」の曲だと話す。

こちらは2021年7月にリリースした、そんな同作のシングルバージョンだ。


ずんずんと突き進む重低音と、それを切り裂くような激しいギターソロ。

さらには迫力満載のボーカルに、時折ハッとするほどに美しくなるメロディーライン。

様々な意味での緩急が抜群で、どんどん惹きつけられるのがこの楽曲の魅力だろう。

1曲の音作りの中に確かな作品性が感じられる、まさにストーリーとリンクした1曲だ。


・Super Sonic Samurai (Cover) all-female Japanese metal FATE GEAR



ドイツのメタルバンドVICTORIUSの楽曲『Super Sonic Samurai』のカバー。

「彼らは日本の文化が大好きで、逆輸入というかたちで自分たちがカバーした。直接やりとりをした公認のカバー」

だというこの作品では、MVも本家に合わせて忠実に再現。是非、本家と合わせて楽しんでいただきたい1本だ。


楽曲的にはまさに侍のごとき攻撃力で突き抜けていく1曲で、メロディーラインにも切れ味が抜群。

聞いているとどんどん昂っていく趣がある。特にいわゆるサビ的なパートには、アニソン的な爆発力が感じられるから、たまらない。

それを彼女たちは原曲に負けず劣らず、真正面からやり合う形で奏でる。その精神もまた侍的で、高まる。


「この楽曲を選んだことに、お客さんが意外だ!と喜んでくれた。意外性を感じてもらえた。

今後も、この楽曲をやるのか!と思ってもらえるような、意外性のある曲をカバーしていきたい」

と、この先が楽しみになる言葉もいただいている。


原曲:https://youtu.be/B2uAGRHJvHY




この先の活動についてまず「来年には新しい作品を発表したい」と話してくれた彼女たち。
さらに「国境なきバンドとして世界中に発信していく。日本でもメタルシーンだけではなく、活動の幅を広げていきたい」と続けた。


FATE GEARはきっとこの先、その飛行艇でメタルというジャンルや国境を飛び越えていく。

普段メタルを聴かないJ-POP好きや、海外メタルばかり聞いている層など、様々な人まで届いてく可能性は高いだろう。

この先も目が離せない存在であることは間違いない。


【リリース情報】


■FATE GEAR Single+DVD
“Battle Against Justice”

2021/7/14(Wed.) 発売



攻め立てるブラスト・ビートとグロウル…媚びないサウンドで世界中のメタル・ヘッズを魅了し、

これまでに約30回の海外公演を行ったガールズ・スチームメタル楽団FATE GEARがDVD付きシングルをリリース!

2021年1月に発売されたコンセプトアルバム「The Sky Prison」に収録の「Battle Against Justice」を、

ゲストギタリスト美弦(まだ見たことのないセカイ)のギターソロを追加してリミックス。

カップリングにはドイツのパワーメタルバンドVICTORIUSの公認カヴァー「Super Sonic Samurai」を収録、

この曲で現ベーシストNINOが初参加。



■FATE GEAR EP
“Scars in my Life -English edition-“
2021/1/27(Wed.) 発売


2021年1月連続リリース第二弾!

代表曲であるScars in my Lifeを現在のドラマーHaruka の演奏で収録し、

ギターとボーカル以外が打ち込みだった1st アルバムの楽曲も生演奏で再レコーディング。

ゲストボーカルにTHEO NOVA のNANA、そしてヨーロッパを中心に活動している

Sophia Aslanides(Season of Ghosts, ex.BloodStain Child)が参加。

収録曲が全て英詞という、海外で活躍するFATE GEARならではの作品となっている。

Cover illustration : Haruka Mori



■FATE GEAR 4th Album
“The Sky Prison”
2021/1/13(Wed.)発売


「空の牢獄」と名付けられた船で繰り広げられる、一人の少女と空賊の物語。

2021年1月連続リリースの第一弾!

実在した女海賊「アンとメアリ」を題材に描く、世界に向けた4thフルアルバム。

ゲストミュージシャンは RAMI (Vocal)、大山まき (Vocal)、THEO NOVA の NANA(Vocal)、

Unlucky Morpheus の Jill (Violin) らが参加。



【ライブ情報】


2022年
1/8 (土)大阪・西心斎橋SHOVEL
1/9 (日)大阪・梅田am Hall
5/22 (日)八王子RIPS