神奈川・横浜出身のシンガーソングライター / ポエトリーラッパー / プロデューサー。
自身で全楽曲の作詞・作曲・編曲を担当。
2018年4月、1stフルアルバム『春と修羅』をリリースし、2019年にはアジアツアーや「Primavera Sound」を含む6カ国15公演のヨーロッパツアーを開催。
2022年3月、北米ツアーを開催し全ての公演が完売。
同年4月、2ndフルアルバム『春火燎原』を発表し、米メディアPitchforkでは8.0点の高得点を獲得。
7月にはYouTubeの開催するプログラム「Foundry」に日本のアーティストとして唯一選出。
現在『春火燎原』を携えた世界各国およそ30公演のツアーを開催中。
これが新世代のジェイポップ、こころはロックンロール。
・春ねむり HARU NEMURI「あなたを離さないで / Never Let You Go」(Official Performance Video) Live at Ura-sabaku
強烈な疾走感と、その勢いをさらに加速させるかのような溢れ出る言葉と叫び。届けられる一音一音すべてが心を刺激する1曲『あなたを離さないで / Never Let You Go』。
ポエトリーラッパー・ポエトリーリーディングと言われると、淡々と言葉を羅列するようなものを思い浮かべる人もいるかもしれない。でもここにあるのは確かに血の通った音と言葉。魂から届けられる想いそのもの。人に心を震わせないはずがない音楽なのだ。
ハッとするような大きな叫びの後、がらっと音楽的な雰囲気が変わるというのも一つのポイント。ポストロック色の強い感傷的なサウンド感へと変貌し、聴く者をさらに奥へ奥へと引き込んでくれる。
オルタナティブロック好きからHIPHOP好き、J-POP好きにもちろんポエトリーラップ好きまで、どんな人にもおすすめしたくなる1曲だ。
・HARU NEMURI - NORTH AMERICA TOUR 2022 | DOCUMENTARY
コロナ禍ということもあり、合計で4回延期していた北米ツアー。こちらはそんな北米ツアーのドキュメンタリー映像だ。
文化から音楽観から、何から何まで違うように思える北米という地。でも彼女の音楽は確かにそこに届き、そこを沸かしていることが、このドキュメンタリーから確かに伝わる。まだまださらに遠くまで届くことも間違いないだろうと思える映像だ。
・春ねむり HARU NEMURI「生きる / Ikiru」(Official Music Video)
今までのMVは全て本人が出演していたが、こちらは初めてアクターが出演をした作品『生きる / Ikiru』。出演は石川瑠華氏。
「今までの自分の中のポップスの定義として『他者に介入できる余地がある』というふうに感じていた。そういう意味でいうと、この作品は最もポップス。逆に普段はここまでポップスにはならない、どこかで少しストレートとは違う表現が入ってしまう。素直なポップス過ぎて、この作品を作り上げたあとに『作らなければよかった』というふうに感じてしまうのでは?という恐怖もあったが、蓋を開けてみれば、そうはならなかったのもよかったなぁと感じている」とは本人談。
映像は、作品の普遍的な要素を踏まえて、様々な世界の表現を、石川氏と合わせて撮られている。春ねむり自身からは「1箇所、神聖な印象のシーンを入れてほしい」という要望を強く出したという。それは例えるならば、滅びと再生を表現できるようなもののけ姫のような世界観。日常的なシーンとそんな神聖なシーンとの対比もまた魅力的だ。
楽曲的には、不可思議/wonderboyをサンプリング・オマージュしている部分もあったりする。
ポエトリーリーディングの代表的存在といっても過言ではない不可思議/wonderboy。その彼が谷川俊太郎氏の『生きる』を題材に楽曲を出しているのだから、自身を“ポエトリーラッパー”だと自負している彼女も、『生きる』という題材の作品は作らなければならないと意識していたそうだ。
そんな想いを乗せて届けられるこの作品は、「死ぬまで生きよう」と思わせてくれる。
凱旋公演となるライブツアーのファイナルは、2023年7月1日(土)に東京・恵比寿リキッドルームにて開催される。
そこでまた新たな経験をして、よりパワーアップ。その音楽はさらに遠くまで届くようになったことだろう。
【告知】
イープラス:https://eplus.jp/haru-nemuri/
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ぴあ:https://w.pia.jp/t/harunemuri/
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【リリース情報】
21.omega et alpha