新感覚のポップサウンドで独自の世界観を築き、シーンの中で強い個性を放ってきたバンド、ニルギリス。


1993年に同じ大学の学生だった佐竹モヨと伊藤孝氣を中心に結成されたニルギリスは、多くのメンバーチェンジを経て1998年にメインボーカルとなる岩田アッチュが加入し、長く続く体制に。以降もメンバーの出入りがありつつ、2003年にはシングル「真夜中のシュナイダー」でメジャーデビューを果たした。


以降、アニメ「交響詩篇エウレカセブン」のOPテーマとなった「sakura」や「D.Gray-man」のOPテーマとなった「SNOW KISS」など多数のヒットナンバーを世に送り出し、2014年にメンバー全員脱退という形で活動を終了。  


しかし、2021年に岩田アッチュの呼びかけに佐竹モヨと伊藤孝氣が応え、オリジナルメンバー3人で再結成された。 再結成に合わせて6月に「nyan光」「Action!」と新曲2曲を発表し、11月にはさらなる新曲「星空のラプソディ」をリリース。


その世界観をさらに研ぎ澄ませ、活動スタイルも進化させながら前進を続けている。




・ニルギリス"星空のラプソディ"(Rhapsody in the Starry night) 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】



2021年11月に公開された最新楽曲「星空のラプソディ」。


再結成が決まった頃から作り始めていたというこの曲は、曲展開からミックス・マスタリングまで時間をかけて徹底的にこだわり抜き、完成させたという。


メロディ展開や詞世界はファンタジックな空気を帯びてキャッチーでありながらも、その中には細やかな感情の機微が込められている。

人生の複雑さ・奥深さが情景や物語の中に昇華されていて、聴き手の共感を誘うストーリーソングに仕上がっている。


多幸感のある音像とテーマ性はまさに「ニルギリス流現代版ゴスペルソング」。

どこかスピリチュアルな楽曲の世界観を見事に視覚化した、世界を舞台に活躍する映像作家 Momo Doodle 氏によるMVも大きな見どころだ。


楽曲の公開時期が、奇しくもバンドのメジャー時代の思い出深い作品「交響詩篇エウレカセブン」の映画公開時期と重なったのもポイント。

幅広い意味でニルギリスにとって思い入れのある、新たな代表曲として受け取ってほしい。



・ニルギリス– " nyan光 " 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】



こちらはニルギリス再結成と同時に公開された新曲のひとつ「nyan光」。 


アップテンポかつメロディアスな曲展開ながらマイナー調の進行という挑戦的な表現がなされており、長年シーンの中で個性を発揮してきたニルギリスならではのバランス感覚で、ユニークなポップワールドを築き上げている。


曲のテーマは「それぞれ相手を狙ってる夜の男女」。

ストーリー性あふれる歌詞の展開にはシュールな中毒性もあり、目まぐるしいサウンドと合わさって聴き入りたくなる。


サウンド面で最もこだわったのは低音。

どこか懐かしい音使いを見せつつも、低音で現代的なアプローチを見せることで、楽曲全体を2020年代のポップソングとしてアップデートさせているそうだ。


多彩なこだわりが散りばめられたキラーチューンとして聴いてみよう。


・ニルギリス - "Action!" 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】



「nyan光」と合わせて再結成時に発表されたナンバー「Action!」。 


ストレートにキャッチーな曲調で見せるアップチューンに仕上がっている。

 ニルギリスの昔の楽曲からコード進行を持ってきたという曲展開には普遍的な魅力があり、一度聴けば耳に残る不思議なインパクトがある。


アグレッシブでパンチの強いMVは、佐竹モヨがさまざまな映像素材を用いてiPhoneで寝ながら制作したという。 

 楽曲と合わさってより一層の中毒性を生み出す世界観に注目だ。




再結成の直後からハイペースに作品を公開し、「星空のラプソディ」のリリースに際してはNFT 作品として音源とアートワークをオークション販売するなど、再始動一年目から様々な挑戦を続けているニルギリス。


今後は国内だけではなくて海外の人にも届くような音楽を模索していきたいそうで、さらに表現を進化させていくニルギリスにこれからますます期待が高まる。


ニルギリスの活動情報は、各種公式アカウントからチェックしていこう。