重厚なオルタナティブロックサウンドを武器に独自の世界観を築くロックバンド、Oh No Darkness!!(オーノー ダークネス)。


2015年に結成されたOh No Darkness!!は、大阪を拠点に全国各地で活動を展開。女性ベースボーカルにツインリードギターという編成で、90sUSの系譜に連なる音楽世界をバンド自身の形に昇華して体現してきた。


精力的なライブ活動でシーンの中に存在感を築き、2019年10月9日にはバンド名をタイトルに冠した自身初の全国流通盤「Oh No Darkness!!」をリリース。2021年5月には配信シングルを、そして12月には最新シングル「ディアボロ」を発表した。


自らのサウンドとパフォーマンスを現在進行形で磨き上げながら、飛躍を続ける要注目の実力派バンドだ。




・Oh No Darkness!! - ディアボロ (MV)



2021年12月にリリースされたばかりの最新シングルのタイトルナンバー「ディアボロ」。前のめりに疾走するラウドなサウンドと、その中心で響く繊細な女性ボーカルの融合が印象的なキラーチューンだ。


淡い浮遊感とノスタルジーの滲む詞世界も合わさって、独特の情景を見せてくれる。メンバー各自の表現力の高さも見どころで、ざらつきながらも美麗な2本のギターの絡み合い、自在にうねりながらボトムを分厚く支えるベース、爆発力を見せつつもタイトにビートを刻むドラムの一体感が聴き手を音の波で包んでくれる。


シングルは本曲を含む全4曲を収録。2022年2月から3月にかけてはリリースツアーも控えているそうなので、そちらも併せて注目しよう。



・Oh No Darkness!! - フレア (MV)



2021年5月にリリースされた配信シングル「フレア」は、重心高めのアンサンブルとメロディ、サイケデリックなギターサウンドなど攻めの表現で魅せる変化球の一曲。久しぶりの楽曲リリースだったため、あえてインパクトの強い楽曲を選んだという。


いい意味でクセの強い表現を織り交ぜながらも、しっかりと耳に残るキャッチーさも感じさせる。そんな不思議な中毒性を秘めたキラーチューンとして必聴だ。


・Oh No Darkness!! - Live at DELAY (ディアボロ, Alt)



ライブバンドとしてもその表現力を磨き、全国各地のライブハウスで存在感を示してきたOh No Darkness!!。2021年12月に公開されたスタジオライブ動画では、そのパフォーマンスの魅力を臨場感たっぷりに体感できる。


体の芯に響く重低音とエモーショナルなボーカル。それぞれせめぎ合いながらも緻密なアンサンブルを構築するベースとドラム、2本のギター。バンド全体がひとつになって作り上げる音楽世界に聴き入ってほしい。



今後はシングル「ディアボロ」のリリースツアーを控え、その後にも新たなリリースを予定して準備を進めるなど、ますます活動を加速させているOh No Darkness!!。シーンの中で存在感を増し続けている彼らが、これからどんな進化を見せてくれるのかますます期待が高まる。
Oh No Darkness!!の最大の真価が発揮されるのは、感情がダイレクトに伝わるライブ。ぜひ足を運んで、純度の高い熱量を受け取ってほしい。