札幌を中心に活動中のシンガーソングライター、工藤由佳。
ストレートな歌詞、透き通った歌声が、スッと人の心の中に入って行くというのが一つの特徴。
2018年1月24日、ミニアルバム『Citrine』を発表。
同日にKRAPS HALLで行われたレコ発ワンマンライブは、平日にもかかわらずサポートメンバー8人と共に満員御礼の大成功に収めた。
・わがままtraveler/工藤由佳
「ライブで一番最後にやる曲で、サビでお客さんに手を振ってもらうなど、アンセム的な曲になっている」と話す楽曲『わがままtraveler』。
2016年発売の作品『Garnet』収録曲だ。
シティポップを彷彿とさせるご機嫌な跳ね感と、明るさを感じさせる歌声。
そして心地よいメロディーラインで届けられるその音楽は、一言でいえばハッピーオーラを纏っている。
老若男女を問わず、きっと聞いていると得も言われぬわくわく感を覚えるはずだ。
この楽曲を聞いていて嫌な気分になる人はまずいないだろう。
・あかつきrainy 工藤由佳
同じく2016年11月リリースのミニアルバム『Garnet』に収録されている楽曲『あかつきrainy』。
作曲を担当した土田祐生氏と初めて制作した楽曲だと話すこの楽曲は、「別れをテーマにした曲で、メロディーが壮大な感じで好きな推し曲」とのこと。
しっとりとしたセンチメンタルなサウンド感でありながら、サビにはその言葉通りの壮大な広がりが感じられる。
だから聞いていて、様々な感情を包み込んでくれるような雰囲気を覚えるのだ。
聞く人それぞれの別れとリンクさせて聴くことが出来るのではないだろうか。そうして、心を溶かしていける。
・黄昏てセピア
2018年リリースのミニアルバム『Citrine』のトレーラー映像。
同曲は、初めて両親に向けて書いた楽曲。
「今までは恋愛の曲や自分の思っている曲を書くことが多かったが、初めて第三者に向けて書いた。作曲してくださっている方とイメージを固めていく中で、家がテーマだったので、両親に向けて書くことにした」と、その裏話を明かしてくれた。
どこかノスタルジックな雰囲気のメロディーラインとサウンド感、そして想いの乗った歌声によって、いつかの記憶が想起される。
自分の家族が思い浮かび、ぐっとくる。多くの人の胸に刺さる1曲だろう。