コンポーザー/アレンジャー/作詞家、RD-Sounds。

2007年より活動開始。


ゲーム音楽を愛し、ピアノやストリングスを中心に据えた楽曲を主軸に、メロディ、歌詞、楽曲全体、そして作品そのものを通してストーリーを描く、物語性の強い音楽を得意とする。これまでに、商業・同人問わず、多数の楽曲を制作・提供。


個人プロジェクトでは、主に東方アレンジを中心とする『凋叶棕』、オリジナルの物語を展開する『Feuille-Morte』にて活動中。




・ファンタジア 最後の犠牲者へ



「2019年の夏コミに合わせて制作した」という1曲『ファンタジア 最後の犠牲者へ』。


物語性の強い音楽を強みとしているRD-Sounds。「楽曲の中での展開、CD全体を通しての展開で世界観を見せていくことを大切にしているが、このファンタジアは演劇を見せていくようなイメージで制作された作品。その中でもこの楽曲は序章のとても重要な位置づけ」だという。


ギターにピアノ、さらにはストリングスまで生音で収録されている作品で、世界観を感じる壮大かつドラマチックなサウンド感、物語性のある歌詞と歌声、そして意外なほどにキャッチーなメロディーラインと、どこを切り取っても引き込まれる。


その吸引力もまた、RD-Soundsならではの大きな魅力だろう。



・黒紫のオーンブレ/少女病



「物語性の高い音楽という一口で表現してもその音楽は様々あるが、代表的な例としては壮大な音楽の中で魅せていくストーリーライクな音楽としてのカルチャーがある。そのカルチャーへのリスペクトも踏まえて、より新たな世界の表現がしたい。そういった意味での挑戦的なアプローチも多い」。


そんな風に話すRD-Soundsは、シンフォニックロックを中心としたファンタジックな楽曲を紡ぐサウンドプロジェクト『少女病』にも楽曲提供をしている。少女病もまた、世界観・物語性を大事にしているプロジェクトだ。こちらはそんな少女病に提供した楽曲『黒紫のオーンブレ』。


「この楽曲をはじめとして、少女病の楽曲はかなり難しい。しかし、このような楽曲の詰め込み方、構成でなければたどり着けない境地がある、というようにも考えている」と話す同曲は、冒頭セリフパートから始まり、ガッと世界観に引き込むような、シンフォニックでパワフルなサウンドと歌声が爆発する。


そんな構成も魅力的だし、ストリングスサウンドが心地よかったり、メロディーラインが美しかったり、ロックサウンドが鋭利でクールだったりと、シンプルな音のカッコよさも魅力的。この楽曲もまた、間違いなく強い吸引力を発揮している1曲だ。




・テーマ・オブ・カーテンファイアーシューターズ -History 3/3+-



東方アレンジ作品『テーマ・オブ・カーテンファイアーシューターズ -History 3/3+-』。


RD-Soundsを語る上で東方アレンジは外せない。
東方アレンジには本当にいろいろな形が存在し、活動の仕方も様々。


「東方は本当に長年触れている、自身の人生の傍らにずっと存在するような、そんなコンテンツ。同人イベントに出るきっかけにもなったコンテンツであり、自信が物語性の高い楽曲を得意としているということにも気づけた。そこから広がった人脈もあるため、東方は切っても切り離せない存在」と話す、原作のゲームからのコアなファンでもあるRD-Soundsの東方アレンジでは、「自身と同じようなコアなファンの方に向けた要素を入れ込んでいる」とのこと。


そんな中で同作は、美しさと激しさとポップさ、さらにはストーリー性を同居させ、感動的な作品に仕上げている。コアなファンはもちろんのこと、東方という文化を知らない人であっても、聴けば胸にぐっとくるものを覚えるのではないだろうか。少々大げさかもしれないが、音楽というものの力を感じることが出来る1曲だ。



現在、「今年の冬コミを目標に、次回作を製作中」だというRD-Sounds。

また、「ゲームの主題歌など、商業作品への提供も機会があればチャレンジしていきたい」と話してくれた。


さらに「サブスクの時代ではあるが、今後もアルバム単位での作品作りを行っていきたい」とも。
そこには物語性を得意とする自身の作風への矜持もある。


アルバム単位で作品を聴かない人も多いというこのサブスク時代だが、それでもRD-Soundsの作品は、アルバムを通して聴く価値があるといえるだろう。

是非そうして、物語に没入していただきたい。