USパンクロック直系のサウンドで魅せるスリーピースロックバンド、ジャンキー58%。
メンバーはGt.Vo.まお Ba.Vo.もえ Dr.Vo.ちい。同じ専門学校の生徒として出会った3人によって2018年に結成されたジャンキー58%は、「パンクで世界中を笑いに包むこと」を目標に掲げて大阪を拠点に全国各地で活動してきた。音楽性のルーツは専門学校の先輩から教えてもらったパンクやラウドロックで、Green DayなどUSパンクのレジェンドアーティストの影響を受けてきたという。
これまでに十代白書2020の決勝進出や自主企画ライブの開催、全国各地を回るツアー開催などライブシーンで精力的な活動を展開し、一方で配信シングルやEPなど作品を発表。2021年9月には1st full album「naked」をリリースしてそのリリースツアーも成功させるなど、ますます活動の勢いを高めている。
今後のさらなる躍進が期待される、邦楽バンドシーンの期待のニューカマーだ。
・ジャンキー58% - It's a show time
1st full album「naked」の収録曲のひとつ「It's a show time」。
Gt.Vo.まおの作詞作曲によるこの曲は、アッパーなパンクサウンドの爆発力とハイテンションな世界観で魅せるナンバーだ。
曲のテーマはMVにも表れていて、メンバー3人が楽しげに踊るシーンが印象的だ。ダンスはMV撮影の場で急きょ入れることが決まったそうで、その場で振付を考えて撮影。今ではライブの際に観客もダンスにノッてきてくれるという。
劇中でインパクトを見せているコアラの着ぐるみは、撮影地である京都の街の中では「めちゃくちゃ目立った」そうで、季節が真夏だったこともあり、あわや熱中症……という苦労もあったという。
ジャンキー58%のテンションや表現スタイルを象徴するパンクロックソングとして、まずはこのMVからチェックしてほしい。
・ジャンキー58% - risk
同じく1st full album「naked」に収録されている「risk」は、前のめりな勢いが印象的な一曲。
ライブでも1曲目を飾ることが多く、一発で聴き手の心を惹きつけるキラーチューンに仕上がっている。
曲作りでは勢いの良さやサビのキャッチーさを重視しているそうで、この曲でもノリの良さやパワフルな疾走感が前面に押し出されている。
また、MVでもあえて古いカメラで自分たちで撮影することで、往年のパンクロック感を表現しているそうだ。
・ジャンキー58% - Get out
メンバー全員が作詞作曲とメインボーカルをとることができるのが、ジャンキー58%の大きな強み。
この「Get out」はBa.Vo.もえが手がけているという。
バンドの中では珍しくミドルテンポの楽曲で、リズミカルに跳ねるような曲調の中にもずっしりと分厚いパンクロックサウンドは健在だ。
ライブでもアクセントになる曲として観客からの評判も良く、セットリストの常連になっているという。
和歌山の海辺で撮影されたというMVは、あえて作詞作曲者であるBa.Vo.もえがほぼ一人で主演。
彼女のファンにとっては嬉しい作品になったそうだ。
この曲も1st full album「naked」に収録されているので、アルバムを手に取って、多彩な楽曲が詰まったジャンキー58%の音楽世界に浸ってほしい。
3月4日からは東名阪を回るツーマンツアーを開催予定のジャンキー58%。
自分たちの好きなバンドに声をかけて実現したツアーだそうで、どのようなステージがくり広げられるのか今から期待したい。
また、ライブバンドとしても実績を重ねてきた彼女たち。
コロナ禍の情勢が落ち着いたら、「皆でわ~っと騒いで楽しめる良いライブを届けたい!」そうだ。
国内のみならず、海外へも行ってみたいそうなので、ジャンキー58%のさらなる活動展開から目が離せない。
直球パンクロックサウンドを武器に活動の幅を広げる彼女たちに、今後も要注目だ。
【リリース情報】
『naked』特設サイト→https://www.junky58.com/naked
【イベント情報】
・4/12(火)@東京 Live HAUS w./THE LET'S GO's