2015年東京にて結成。

埼玉を中心に活動中のブルータル・デスメタルバンド、死んだ細胞の塊。

幾度かのメンバーチェンジを重ね2018年に1stシングル『禍具魂』をリリース。

これに際して韓国、インドネシアツアーを敢行。初の海外ツアーや野外フェスの経験を積む。


2019年1stフルアルバム『SAIBOGU』をリリース。

日本を含むアジア4カ国を周るアジアツアーを敢行。

タイではCRYPTOPSYのOAを務める。

同年秋、国内外で活躍するガテラルボーカリストHaruka氏を新メンバーに迎え入れ、

現在のVo. Haruka、Gt. Kani、Dr. Temmaの3人体制になる。


2020年秋、EP『Ostriched Existence』を発表。

ロシアのデスメタルレーベル『Lord of Sick recordings』からリリース。

ツアーを経て、また、新体制での初の音源となった。

現在は次回作『PROMO 2005』なるEPの製作を進めている。

こちらはインドネシアのデスメタルレーベル『Brutal Mind』からリリース予定。




・SHINDA SAIBO NO KATAMARI - OSTRICHED EXISTENCE [SINGLE] (2020) SW EXCLUSIVE



2020年10月リリースのEP『Ostriched Existence』のタイトルトラック。

「前のボーカルが辞めてしまった時に、2人になって覚悟を持って制作を決めた曲。頭がおかしくなっちゃってた自負がある」

と話す1曲だ。


それぞれの楽器の音が、まるで暴風雨のように乱れ飛ぶ。

その攻撃力は様々なストレスなどを全て吹き飛ばしてくれるような、圧倒的なもの。

それでいてドラムソロがあったりして、メタルに限らずフュージョンの影響も感じられるなど、

音楽的な深いセンスも感じられるから面白い。


Vo. Harukaはデスメタル界隈では有名な人物。

そんな氏が「今までのスタイルと違うことをやっている」というところも、聞きどころだ。


ちなみに、この楽曲が収録されているEP『Ostriched Existence』のジャケットに描かれているダチョウは、

先輩のバンドマンである“だっちょさん”からインスピレーションを得てモチーフにしたそう。



・SHINDA SAIBO NO KATAMARI - INFECTED OSTRICHMENT [OFFICIAL MUSIC VIDEO] (2020) SW EXCLUSIVE



「バンドの曲の中でもバランスの良い曲」と話すこちらの楽曲もEP『Ostriched Existence』の収録曲。

そのバランスの良さもあって、EP収録曲の中では聴きやすい曲となっている。

とはいえもちろん、暴れまわるような圧倒的な攻撃力が鳴りを潜めているわけではない。


「ドラムの基礎能力も楽しんでもらえると思う」との言葉通りに

手数の多さや多彩なフレージングで魅了するドラミングは存在感が抜群。

切り裂くようなギターもディープなボーカルもそれに負けない存在感を発揮するから、

その音には当然のように圧倒されるのだ。


しかし展開や一つ一つのフレーズにはキャッチーさがあり、聴きやすい。

特濃でありながらも爽快感もあるこの楽曲は、幅広い層に届きうる1曲だ。




今後取り組みたいことを尋ねてみると、「海外でレコーディングしたい」

「海外ツアーもやりたい」と答えてくれた彼ら。

「国内ベースだと制作がメイン」になるとのことだ。


今は、次回作『PROMO 2005』の制作に力を入れている。

「Brutal Mindからのリリースなので楽しみにしてて下さい」との言葉ももらっているので、

まずはそのリリースを楽しみに待っておこう。