奈良県出身のシンガー、ミヤワキサキ。
追っかけをしていたバンド『HIGH and MIGHTY COLOR』の新ボーカルオーディションを受け、惜しくも落選したことをきっかけに音楽活動を開始。悔しさをバネに歌手になることを決意して、専門学校へと進学した。その後ロックバンド『Anny』のボーカルとして精力的に活動を展開。
ちなみにOfficial Twitterにつけられている猪のマークは、「自身の猪突猛進な性格を表している」とのこと。
・「双眼鏡で見つめた恋 」ミヤワキサキ
ミヤワキサキ自らが作詞を手がけた切ないポップナンバー『双眼鏡で見つめた恋』。
その内容は世の中リアコを肯定するようなもので、「自分のように苦しい思いを抱えている人に寄り添いたいという気持ち」で書き上げられている。
また、もしリアコでなくとも、誰かに片思いをする多くの人が共感できる部分があるというのもポイントだ。
ちなみに、この楽曲を公開してからリアコ勢の中で反響を呼び、この楽曲のコメント欄が「リアコの掲示板」のようになっていったという。
また、自身のDMにもリアコの人から相談が来ることが多く、一番多いときには30件以上の相談も来ていたとか。
自身もつらいその気持ちがわかるため、30分以上かけて返信することもザラにある。
そういうところも含めて彼女は、まさにリアコの女神的な存在だといえる。
・「リアコシテルボク」ミヤワキサキ
「コロナが流行り始めた当初は、本当になにも活動ができなくなってしまった。その中で『双眼鏡で見つめた恋』のコメント欄が掲示板になっているのを見て、『リアコってこういうことなんだよ』という、より具体的な内容を漫画にしたかった。そこで福井伸実さんとコラボして100日漫画を始めた」という彼女。
コラボ漫画→https://twitter.com/saki_axxy/status/1269901097356808193
この楽曲は、その100日後に公開された楽曲で、MVにもその漫画のイラストが用いられている。
≪意味あんの?そんな恋 心配され見下げられ うるさいなって言えなくて 分かってる分かってるんだ≫という大きな痛みを感じるような真っ直ぐな歌詞と、≪これが恋じゃなきゃなんなのさ?≫という強い想い。その両方が、感情豊かな歌声と共に突き刺さってくるから、聴いていると胸がいっぱいになってしまう。
・「匂わせ女クソ野郎」ミヤワキサキ
一転して、切れ味鋭いハードなバンドサウンドで描かれる楽曲『匂わせ女クソ野郎』。
公開前には「タイトルのクソ野郎という表現はAIに不適切なワードと判断されてしまい、プロモーションで不利になるかもしれない」と制作チームからも打診されたが、伏せ字には絶対したくない!ストレートでぶつけたい!という彼女の熱意が勝ちそのままのタイトルで公開。
歌詞やサウンドだけではなく、楽曲全体にそんな強い思いが込められた同曲は、怒りや悲しみや嫉妬など、一言では言い表すことができない行き場のないストレスを、爆発させてくれる。まさに代弁者たる1曲だ。
リアコをテーマにした楽曲が多いが、別にリアコだけをテーマにしているわけではないというのもミヤワキサキの特徴の一つ。
【告知】
配信プラットフォーム [AHO] → https://aho.arthouse.ne.jp/