楽器の弾けないシンガーソングライター、原田智亜美。

詞を書き、鼻歌のメロディから作曲をする。


幼い頃から歌好きな家族の影響で様々な曲を覚え、自分の部屋でひっそりと歌ったり、ライブを観に行ったりするのが楽しみな日々を送っていた。

そして2011年よりシンガーソングライターとして活動開始、同時に作曲も始める。


その後、様々なライブハウスやイベントに出演し、現在は都内のライブハウスを中心に主にアコースティック編成で活動中。




・MY SONG-原田智亜美 / 見えない星に照らされて



まず詩を先に書いて、その後にメロディを鼻歌で付けている彼女。そこに伴奏を付けてもらうというやり方で、楽曲制作は進んでいく。

「作詞時は自身が主体ではなく、“ある出来事”を見聞きしたときに感じた自身の感情を通して表現している」という。


≪言葉交わさずとも繋がる想いは 見つめ合うたびまた涙に変わり≫≪いつかそこに生まれる願いは 優しさで満ちていく≫と歌う同曲からは、目には見えない絆を感じる。それを届ける繊細で澄んだ歌声にもその想いは溢れていて、聴いていると何とも温かい気持ちになる1曲だ。


・2020.12.29 at 下北沢440 原田智亜美 10th Anniversary oneman live “1.5℃“ vol.5 八月のまぼろし



「月を見ていると金星が近くなる日がある。それを金星が月に憧れていると仮定し、近づいたと思えばまた離れてしまうというもどかしい感じを表現。2番の歌詞に≪思うように生きれなくても 誰かが差し伸べてくれた手に 頼る強さを忘れなければ また新しい明日を迎えられる≫という部分がある。甘えることが弱いと思われてしまうこともあるけども、頼れることは本当は強さでもある。誰かにもそう伝えられるような、そんな自分でありたいと思う。自分とゆっくり対話しながら書いた曲」と解説してくれた1曲『八月のまぼろし』のライブバージョン。


金星が月に憧れていると仮定するというなんとも幻想的なイメージから、“もどかしさ”というリアルなものを描くその発想力がまず抜群だ。それを届ける歌声や描かれている言葉の一つ一つもリアルな感情を纏うもので、聴いていてぐっとくる。


この歌声に、言葉に、心がほどかれ、救われる人も多いのではないだろうか。




「歌い続けられる限りは皆さんに声を届けていきたい」という彼女。

さらに「今は新しい曲も交えた音源のリリースも考えている。冬にはワンマンライブの開催を計画中なので待っていてもえたら嬉しい」とも話してくれた。


また、「10年以上マイペースに活動を続けてきて変わらないのは、ただ歌が好きだということ。その想いをお客様に見守ってもらえていること。楽器が弾けなくても、協力してくれているミュージシャンの方々の才能と感性に救ってもらい作品を形にし、そしてさらに皆さんに聴いてもらえるということに心から感謝しています」と彼女らしいコメントももらっている。


そんな彼女のこの先の活動に、音楽に、是非注目していっていただきたい。まず損はしないだろう。




【リリース情報】


■2012年6月
mini album 「Spot light」 6曲入 ¥1200 

■2018年9月
1st single 「それ以上もその先も」3曲入 ¥1000

■2018年11月
2nd mini album 「あの子とあなたの物語」 7曲入 ¥2500

*全てLive会場、webshop にて販売中



【ライブ情報】

2022年7月31日@下北沢SEEDSHIP
原田智亜美 「真ん中ピアノLive」

2022年8月19日@GRAPES北参道

2022年9月4日@高円寺U-hA

詳細はTwitterにてお知らせしています。