有限会社屋根裏勤務の掃除屋VTuber・屋根裏ソウジ。ホラーゲームと飲酒雑談を中心に、リスナーに楽しい時間を届けている。
屋根裏ソウジの初配信は2022年5月21日。もともと仲のいい友人がVTuber をやることになり、「自分にだってできるんじゃないか」という嫉妬に近い思いを抱いたことがきっかけで活動を開始した。結局2人とも同じ月にVTuberとしての活動を始め、今でも仲のよい関係を築いている。友人の影響で始めたものの、いざやってみるとあまりの楽しさに、生活の一部になるほどのめり込んでしまっているのだそう。
はじめは「VTuberに歌は必須だから」と歌ってみたもなんとか頑張ってやっている状態だったが、今では「歌い方や気持ちの入れ方ひとつで変わるんだ」ということを実感して、楽しさを感じられるように。「自分の歌なんて誰も聞かないだろう」と思っていたが、今では固定のリスナーもついて、嬉しい言葉もかけてくれるようになったという。
「その人たちのために歌おう」と思えるようになったことで、やり甲斐も生まれた。今では、半年に1回の歌枠開催を目標に、歌にも力を入れている。
・【歌ってみた】ハローマリーナ/稲葉曇 covered by 屋根裏ソウジ【掃除屋Vtuber】
稲葉曇が制作したボカロ曲「ハローマリーナ」のカバー動画。屋根裏ソウジの優しさと強さを持つ声が堪能できる1本である。
屋根裏ソウジは「サビの『大昔にえぐられた傷跡が 君と僕を繋ぎ合わせ』という歌詞が自分とリンクしている。かつて自分の中でトラウマになるレベルの辛い出来事があり、その体験を歌に込めている」と話してくれた。そのつらい時期にVTuber活動を始め、世界が少しずつ変わっていったという。
「以前の自分は一度終わりにして、新しい自分の姿でリスナーと一緒に一歩一歩前に進んでいく勇気をもらえる曲」と屋根裏ソウジ自身が語るこの作品。聴けば聴くほど、涙腺が刺激される1曲だ。
・【歌ってみた】 ラグトレイン/稲葉曇 covered by 屋根裏ソウジ 【掃除屋Vtuber】
稲葉曇が制作したボカロ曲「ラグトレイン」のカバー動画。屋根裏ソウジの柔らかく包み込むような優しさと、絶対にブレない芯を感じる作品だ。
屋根裏ソウジは、他のVTuberが自分よりも先にオリジナルソングを発表したり、人気が出てきたりしているのを見て羨んでいた時期があったのだそう。そんなときにこの曲の歌詞を改めて読んでみたら、「ゆっくりと進んでいこう」というメッセージが込められていたことに気づき、今の自分の状況とリンクしていることから、歌ってみた動画として発表してみようと思ったという。
「ハローマリーナ」と同じ作曲者で、自身の境遇とも似ているという点で共通点があるそう。手書きアニメーション風のMVにもぜひ注目して欲しい。
屋根裏ソウジの大きな目標は、3D化。「身体を使って表現し、実際に手を振ってみたい」と話してくれた。
大きな体と愛らしい笑顔が特徴的な屋根裏ソウジ。これからもリスナーの心をスッキリさせてくれるような楽しい景色をたくさん見せてくれるだろう。