
京都府出身のシンガーソングライター、泉宏樹(IZUMI HIROKI)。
幼少期、学校附属の教会のミサで聖歌を歌ったことから彼の音楽人生は幕を開けた。
学生時代にはロックミュージックに傾倒し、ドラム、ピアノ、ギターに触れながらバンド活動に没頭。
やがて、自らの「歌いたい」という強い渇望から、20歳でシンガーソングライターへの道を歩み始める。
より深く声を響かせるために専門的な理論を学び、ゴスペルやAOR、R&B、ジャズなど多様なジャンルを吸収して自身の音楽性を確立していった。
その後、コナミ『pop’n music sunny park』収録楽曲『魂の華』で歌手デビュー。
並行してボイストレーナーやスタジオミュージシャンとしての活動もスタートさせる。
得意とする緻密なコーラスワークを武器に、その実力はまたたく間に業界内で評価された。
近年では、NHK『紅白歌合戦』やTBS『レコード大賞』のスペシャルバンドにおけるコーラス出演をはじめ、メジャーアーティストのドーム公演、トップアーティストたちの楽曲・ライブをサポート。
さらに、TBS『音楽の日』の大合唱企画における合唱アレンジや、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の劇伴歌唱、任天堂『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の楽曲参加など、数え切れないほどの現場で「アーティストを支える声」として重用されている。
また、自身のYouTubeチャンネルではオリジナルソングの他、弾き語りカバー動画などを投稿し、約1年で登録者数1万人を突破するなど、自身を主体とした発信力も確かなものだ。
長らく「既に存在する作品のクオリティや価値を高めていく」というサポート活動に尽力してきた彼だが、心の奥底では「0から1を生み出す表現活動がしたい」という情熱の炎が燃え続けていた。
そしてついに、IZUMI HIROKI名義でソロアーティスト活動を再始動。
洗練されたサウンドと、圧倒的なキャリアに裏打ちされた温かな歌声。
自らの美学を100%注ぎ込んだ彼の音楽世界に魅了されるファンが続出している。
IZUMI HIROKIの音楽は、「静」と「動」両面の特性を兼ね備えていることが大きな特徴。
バーやレストランで流れていても何ら違和感の無い、落ち着いたサウンドと澄んだ声。
そしてその内に秘めた熱く激しい感情。
その想いの強さ・勢いをぶつけるだけではなく、くすぶり続ける様や、心の内壁をひっかくようなもどかしさ・切なさを表現することにも長けている。
サウンド、ワードともにキャッチーさと奥深さを兼ね備えた稀有なセンスは、これからも彼の虜を増やしていくだろう。
① Garnish
自身の音楽性を見失い、試行錯誤の暗闇でもがいていた時期に生み出されたという一曲。
タイトルの「Garnish」は、料理の「添え物」や「彩り」を意味する。
人生や大切な人との時間に添えられた彩りをモチーフに、どこか物足りなさを抱える日常を優しく包み込むようなミディアムナンバーだ。
ジャズやAOR、R&Bなどの要素を融合させた都会的なサウンドトラックに、オーガニックでグルーヴィーなギターが絡み合う。
「楽曲の第一印象を決めるイントロだからこそこだわり抜いた」というエレキギターのフレーズは、決してうるさくなく、それでいて耳に残る絶妙なバランスでリスナーの心を捉えて離さない。
聖歌のルーツを感じさせる透明感と温もりを持ったボーカルが、切ないメロディラインを丁寧に歌い上げる。
長い夜に一人でゆったりと聴き入りたくなる、極上のポップサウンドである。
② Last Letter
「あなたへ届く最後の手紙。」というキャッチコピーが胸を打つ、珠玉のアコースティック・バラード。
自身のアイデンティティに思い悩んでいた頃に知った、残された家族に最後の手紙を残す「ラストラブレター」という文化に触れたことが制作のきっかけだという。
死が近づくにつれて、自分のためではなく相手を思いやる気持ちが強くなるという気づきが、この静かで温かいメロディを生んだ。
静謐なピアノから始まり、徐々にエモーショナルに重なっていくオーケストレーション。ファルセットと地声を滑らかに行き来するボーカルが、届くことのない手紙の言葉を紡ぎ出す。
相手の未来を願い、無償の愛を語る美しい歌詞が続く中、最後のサビでこぼれ落ちる「だから今日だけは…私のことだけ想っていて」という人間らしいエゴ。その生々しいリアリティと泥臭さが、聴く者の涙腺を強く刺激する名曲だ。
③ Moonlit Night
IZUMI HIROKIの真骨頂であるコーラスワークを前面に押し出した、アーバンでミステリアスな一曲。
City PopやNeo Soulのグルーヴ感と、R&Bのモダンな打ち込み手法を掛け合わせたトラックが秀逸である。レトロなシンセサイザーとアナログなギターサウンドが融合し、タイトな16ビートのうえで心地よい揺らぎを生み出している。
テーマは恋愛における駆け引きや、お互いの気持ちがくっきりと見えない曖昧な状態。「夜」や「月明かり」といった妖艶なモチーフを用いて、自己防衛と情動の衝突が描かれる。
空間を包み込むようなボーカルレイヤーと、息遣いまで伝わるボイスワークによって、深夜の気怠さと密やかな情熱が見事に表現されている。
音の隙間を味わいながら、じっくりと音の波に身を委ねたくなる作品だ。
自らの音楽を届けるため新たなスタートを切ったIZUMI HIROKIに、今後の展望を語ってもらった。
「現在、全5作にわたる連続リリースプロジェクトを行っています。すでに3曲を公開していますが、11月と12月に残り2曲をリリース予定なので、ぜひ楽しみにしていて欲しいです。
今後の活動としては、やはりライブの幅を広げていきたいですね。YouTubeでの動画や配信活動を通して地方のファンの方々にもたくさん出会えたので、見に来たくても来られないということがないよう、色々な地方・会場で公演を行い、ワンマンで全国ツアーを回れるよう精進したいと思っています。
その活動のさらに先には、これまでサポートさせていただいたアーティストの方々と共演の舞台に立てる機会が生まれたら素敵ですね。
数字としての結果ももちろん大切ですが、自分自身の人生も、聴いてくださる方々の人生も彩ることができるような、良い音楽を作りたいという気持ちが今は強いです。自分が心から良いと思える音楽が、誰かにとっても大切な一曲になってくれたら嬉しいです。そんな音楽をより多くの方々に届けていきたいですし、最終的には世界中でライブができるようになりたいですね。」
彼の音楽物語において、まだ始まったばかりの新章。
どんな展開が紡がれていくのか、引き続き注目していきたい。
【告知情報】
全5作にわたる連続リリースプロジェクトを始動中。
11月、12月にそれぞれ第4・5弾デジタルシングルをリリース予定。
2027年1月16日(土)2マンライブ
IZUMI HIROKI × MANAMI『Resonance Acoustic Live』開催