2014年より活動している4人組ガールズバンド・宇宙団。2016年7月にVo.&Gt.望月シホ、Key.ゆう子、Ba.アキカワノ、Dr.ツチダつちの現体制になり、若手ガールズバンドの期待の星として精力的な活動を続けている。
2017年1月にはバンド初の全国流通フルアルバム『星眠る島』をリリース。さらにそれからわずか1年後の2018年1月には、2ndフルアルバム『それなりのつよがり』をリリースした。東京カランコロンのいちろー氏をプロデューサーに迎えたこの2ndアルバムで、宇宙団はさらに一歩前進を見せたといえる。
明るく元気なボーカルを主軸に、キャッチーながらひと癖あるキーボードの旋律がインパクトを残し、ベースとドラムが思わずノッてしまう軽快なリズムを作り上げる。そんな宇宙団の音楽は、一度聴くと一発で覚えてしまうインパクトに満ちている。そんな彼女たちの曲を聴きながら、その魅力に迫っていこう。
●ヘルプ!
最初に紹介するのは、2ndアルバム『それなりのつよがり』のリード曲「ヘルプ!」だ。 イントロから軽快なキーボードの音色が印象的で、その中で歌われる「私は 強い」というワードがインパクトのある幕開けとなっている。
リズム隊が作り上げるダンサンブルなノリについつい体が動いて、キーボードが奏でるメロディはそこに明るい色味を付け加えている。コード感とドライブ感を出すことに徹しながらもここぞというところでロックな表情を見せるギターにも注目だ。
そんなサウンドをバックに歌われる歌詞は、学校生活の中で葛藤しながらも前を向く少女の等身大の想いを描いている。素直で純粋だからこそ思い悩む飾らない言葉たちは、まさに今青春の真っただ中にいる女の子たちのハートに響くこと間違いなしだ。
●恋は宇宙
次に紹介する「恋は宇宙」は、1stフルアルバム『星眠る島』のリード曲だ。先ほどの「ヘルプ!」と比べるとエモーショナルで攻撃的な曲調となっており、ロックバンドとしての宇宙団の魅力が色濃く表れている。
サウンドも攻めたものとなっている。ギターロック色の強いバッキングを軸にシンセサウンドで攻めるキーボード、リズムが疾走するドラムにドライブ感たっぷりのベースと、バンドとしての王道のかっこよさがみられる点に注目だ。
そして歌詞は、恋する女の子のパワフルさをストレートに描き出している。好きな人のことで頭がいっぱいになってしまう恋は、まさに本人にとっては「宇宙」ともよべるものだ。
そんないい意味で「ぶっ飛んだ」世界観が、ロックサウンドで加速しながら力いっぱい歌われて元気をくれる。
ポップで元気いっぱいの世界観を爆発させ、大きな注目を集め始めている正統派ガールズバンド・宇宙団。キャッチーでありながら個性的なサウンドや、女の子のありのままの気持ちを歌う歌詞は、まさに「宇宙」のようなキラキラした魅力を放っている。
4月22日には『それなりにつよがり』リリースイベントのファイナルとなる渋谷LUSHでのライブも控えており、そこではモーモールルギャバンなどの大物バンドとの共演が決定している。
ますます活躍していく宇宙団のライブ情報やその他の活動情報は、公式HPやTwitterでしっかりチェックしていこう。
【リリース情報】
2nd full album『それなりのつよがり』
2018年1月17日発売
01.ヘルプ!
02.文明鎮座
03.しあわせ宣言
04.ラブリーチューンXX
05.ほどける
06.ゲリラアリャマ
07.夏に寄せて
08.日本のヒーロー
【Twitter】https://twitter.com/uchudan