星名ふみみは、事務所などに所属しないセルフプロデュースで活動しているソロアイドルだ。
そのキャラクターはアイドルの王道をいく明るくて親しみやすいもので、パフォーマンスに触れている人にポジティブな元気をくれる。 アニソン風のJ-POPやロックを主体にした楽曲はストレートなメッセージ性や遊び心たっぷりのシニカルな世界観を見せていて、アイドルらしくキャッチーな音楽性だ。一方で、その裏には一人の人間としての彼女の苦悩や葛藤も表れていて、嘘くささのない、真実味のある説得力が生み出されている。
「セルフプロデュースのソロアイドル」という、自由であり、ある意味では孤独ともいえる活動スタイルでひた走る星名ふみみ。そんな彼女の魅力を、その楽曲を通して紹介していく。
●がむしゃらレール
星名ふみみの代表曲として人気の「がむしゃらレール」は、彼女が事務所への所属をやめた後に、自ら作詞を手がけて作られた一曲だ。
バンドサウンドをベースにきらきらしたピアノの音色も印象的な、アッパーなロックナンバーとなっていて、キャッチーな歌詞も合わさってスッと耳に入ってくる。
歌詞では「自分を見つけてくれてThank you」という気持ちが歌われていて、事務所との契約を辞めるという大きな決断のあと、それでもついてきてくれた人、新しく出会ってくれた人への彼女なりの感謝の気持ちが表れている。
セルフプロデュースのソロアイドルとして活動しているのもあって、支えてくれるファンへの感謝や呼びかけの言葉が、よりリアルな熱を帯びているのが分かる。
タイトルからも分かるように、この曲で彼女は、自分ががむしゃらに進んでいくこれからの道を、自ら敷いていく「レール」と表現している。普通はレールというと「社会のレール」のようにネガティブなものにとらえられることが多いが、彼女はこの言葉を「自分自身で作り上げていく道すじ」だと歌っているのが印象的だ。
ポップなサウンドやメロディの中にも、ファンへの想い、そしてこれから自分が抱えていく覚悟を込めた、魂の熱さがうかがえる一曲だ。
「がむしゃらレール」にも表れているように、パワフルでストレートな楽曲やパフォーマンスが魅力の星名ふみみ。観ているこちらも元気をもらえるような気分になれる、正統派アイドルだ。
毎月の定期公演「がむしゃらリール」やその他多数のライブを行い、5月には演劇「劇団ズッキュン娘 第12回公演『夢で逢いま笑』」での初の舞台出演も控えているなど、ますます活動の幅を広げながら高みへと突き進んでいる。 そんな星名ふみみがこれからどんな活躍を見せてくれるのか、今から期待が高まる。 その動向は、公式HPやTwitterでチェックしていこう。
【公式HP】https://hoshinafumimi.wixsite.com/hoshinafumimi
【Twitter】@hoshina_fumimi