圧倒的に「強い」歌声をバーチャル世界に響かせるバーチャルシンガー、aika。

2021年1月29日にVsingerデビューした彼女は、「歌で殴る」をコンセプトに活動。歌ってみたカバーの投稿や、歌配信をコンスタントに行いながら着実にリスナーを増やし、支持を広げてきた。

また、2021年12月からはコンポーザーのKASUMIN（https://twitter.com/kasumin_vrc）と新たに音楽ユニットを結成。このユニットではカバー動画の制作などに際して、よりアレンジを効かせながらオリジナリティ溢れる歌唱をくり広げていく予定だという。

シンガーとして個性を強めながら活動を重ねていくaikaは、今後のバーチャル音楽シーンの中でも要注目の存在だ。

ディズニーの「アラジン」の劇中歌として人気が高い「フレンドライクミー」。

その歌ってみたカバーでは、Vsingerとしてのaikaの実力をストレートに体感することができる。

ハスキーで力強く、それでいてめまぐるしく表情豊かな歌唱は圧巻で、有無を言わさずクオリティのみで視聴者の耳を殴りつけるようなインパクトがある。もともとは有名ツイキャス配信者の歌ってみた凸企画で披露したというこのカバーだが、そのときに大きな反響が集まり、結果的にaikaの知名度も高まったそうだ。

彼女の「歌で殴る」スタイルを体現したカバー動画として、まずチェックしてみてほしい。

人気ボカロPすりぃのヒットナンバー「エゴロック」の歌ってみたカバー動画。軽快なギターロックサウンドとシニカルな世界観が印象的な原曲と、シンガーとしてのaikaの個性が絶妙にかみ合い、中毒性の高い動画に仕上がっている。

駆け抜けるような疾走感がありながらも、ハスキーでエモーショナルな彼女の歌唱の魅力は健在。ここぞというポイントで挟まれるガナリ、緩急豊かでパワフルな歌声が、聴き手の感情を揺さぶってくれる。

Vsinger界隈の定番であるボカロ曲やネット音楽のみならず、幅広いジャンルの楽曲をカバーしてきたaika。東京事変の名曲「群青日和」のカバーもそのひとつで、椎名林檎の歌唱にも通じる鋭さや力強さを感じさせつつも、aika自身のシンガーとしての個性も発揮されている。

小学生の頃から東京事変を聴いていて、高校時代はロックに傾倒したりと、00年代～のバンド音楽をルーツに持っているaika。

自身のリスナーにもそうした音楽に触れて知ってほしいという思いもあり、幅広い選曲を行っているそうだ。

2022年1月でVsingerデビュー1周年を迎えたaika。

現在の目標はチャンネル登録者数5000人突破だが、数字の目標にこだわり過ぎず、等身大のまま活動の歩みを進めていきたい……というスタンスで活動しているそうだ。

ソロVsingerとしても、音楽ユニットのメンバーとしても、さらに前進していくaikaに今後も注目していこう。

まずは彼女のYouTubeチャンネルを登録して、日々の投稿や配信を要チェックだ。